内向的な人の特徴と強みって何?自分を理解して才能を発揮しよう
内向型の人は、適切な環境のなかでのみ、その才能、たとえば、集中して探求する能力を、発揮できるのである。
悪く思われる内向型。実は長所もたくさん。その良さを認めよう。
ネガティブはネガティブなままで。
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「内向型を強みにする」まとめ記事
①内向的な人が生きづらい理由
②内向的な人の特徴と強み ←今はココ
③内向的な人のエネルギー補給方法
④性格をわける4つの仕組み
内向型が好むやり方
中身の濃い考えが好き
中身の濃い考えを反芻しているとき、わたしたちは満足感や喜びといった快感を味わう。
内向型は、一つのことを深く追及する。
じっくりと考える。どういうころだろう?と深掘りしたい。そして、「なるほど!」と思えた時に、喜びを感じたりする。
ただ、その考えが、人には理解されにくい内容だったりする。自分では、すごいと思ってるけど、いざ人に話すと「よくわからない」と言われてしまう。そして、皆が盛り上がっている話には、ついていけない。
だからこそ、つい悩んでしまうのです。なぜ自分は理解されないのか? なぜ自分は他人を理解できないのか?
自分がおかしいのだと思い、自分を変えようと必死で努力するのも、また内向型の長所。他人に合わせようとします。
だけど・・・、他人に合わせるのはやめよう。自分が理解されなくても、他人を理解できなくても、自分の感覚を大事に。
内向型は、中身の濃さが好き。暗いと言われたって仕方ない。
慎重に行動するのが好き
ペースを落とし、計画を立て、結果を考え、じっくり検討してから行動に出てはどうか――内向型人間にそう言われると、外向型人間はびっくりする。
内向型は、とにかく慎重。リスクは好みません。不安定も好みません。猪突猛進に突き進むなんて、もってのほか。あれもこれもと手を出すよりは、やるときには、じっくりとやる。
人と会うことにも慎重で、厳選した活動のみに参加する。厳選した人だけに会う。まずはじっくりと検討したいのです。
そのため、「行動力がない」と思われがち。「石橋を叩きすぎる」と批判される。スピードが勝負の世界では後手にまわります。
だけど・・・、自信もないのに、十分な検討も済んでないのに、動き出すなんて無理。
スピードで損をしたって、考えすぎて石橋を割ってしまったって、それが自分のペースなんだから仕方ない。
意味を考えるのが好き
内向型は、「もう手一杯」となると、外部の刺激を締め出してしまう。なぜなのか?
わたしたちには、外での体験を自分のなかの体験に照らし合わせる必要があるからだ。それは、新たな情報を古い情報と比較し、理解しようとする試みである。わたしたちは考える――あの経験は自分にどんな影響を与えたんだろう?
あの経験には、どんな意味があったのか? この状況には、どんな意味があるのか? あの人がああ言ったのは、どういう意味なのか?
一つ一つの意味を吟味したい。なぜなら、自分なりの答えが出ないとスッキリしないから。
他人からは言われます。「そんなこと考えてどうするの?」「過ぎたことは忘れなよ」
だけど・・・、どんなにそう言われたとしても、やっぱり考えたい。
「考えなくてもいい」と言われたって、考えたいんだから仕方ない。
内向型の話し方
考えがまとまるまで話さない
内向型の人がためらいがちに話していると、外向型の人はイライラする。さっさと吐き出しちまえ、と彼らは思う。なんで、こいつは自分の意見にもっと自信を持たないんだ? いったい何を隠そうとしているんだ?
外向型は、考えながら同時に話すことができる。思いついたことを、すぐ言葉にするのが得意です。
内向型はその逆で、なかなか言葉になりません。
まず、頭の整理に時間がかかる。やっと整理ができたら、伝えるかどうかを悩む。伝えようと決めたら、伝える方法を悩む。時には予行練習までする。それからが、やっと本番!
これじゃあ、時間がかかるのも当たり前。
だから、内向型は怒られることが多いのです。誤解される。面倒くさいと思われる。意見を聞いてもらえない。
そうして、傷つくことがどんどん増えていきます。ますます自信を失っていく。ますます考えるようになる。
話術とか、スピードとかを悩むよりも、「考える時間をください」と言おう!
自発的な発信はしない
内向型の人は割りこむのが嫌いなので、発言するときも、声が小さかったり、ひかえめだったりする。また、内向型の人の発言内容は、一般的な会話のレベルより深い場合がある。そのため、周囲の人は居心地が悪くなり、その言葉を無視してしまう。あとで、別な人が同じことを言って多数の反応を得ることもある。かくして、その内向型の発言者は、透明人間のような気分になる。これは彼らにとって、いらだたしく不可解な現象である。
「割りこむのが嫌い」
割りこむと、相手に悪い気がするんです。まずは全部、話を聞かなきゃいけないと思う。
だから逆に、人が自分の話に割りこんでくると、ものすごく衝撃を受けます。ときには、気遣いのできない非常識な人だと思い込んでしまいます。
でも外向型の場合、「割りこむのが嫌い」とは考えていないことが多い。割りこんだり割りこまれたり、そんな会話を楽しんでたりもする。
そのへんは、違いを理解しよう。
できれば、「あなたはどう思う?」と、うまく振ってほしい!
表情や反応をあまり見せない
内部で精神の歯車が噛み合ってギシギシ回っていても、内向型人間の多くはそれをまったく表に出さない。社交の場では、その表情は無感動、または無関心に見える。だが、圧倒されているか、ほんとうに無関心か(話が軽すぎるとそうなる)でないかぎり、彼らはつねにみんなの発言についてあれこれ考えている。たずねられれば、ちゃんと意見も述べるだろう。
内向型は、外向型の気軽なおしゃべりに、圧倒されてしまうことがよくあります。早すぎてついていけないのです。どういうことなんだろう?と考えているうちに、次の話題に移ってしまいます。
また、話の内容に興味が持てない場合もあります。もしくは、口に出すほどのことじゃないと思っています。
だから話を振られると、深い意見を言ったりして周囲を驚かせることがある。もしくは怒りを買うことさえある。なぜ言ってくれなかったの?と。
表情や行動を表に出さないので、よそよそしく、謎めいて見えるようです。
いや、隠してたわけじゃなくって。ペースがつかめなかっただけだし。皆が自分の話を聞きたがってるとも思えないし。話すより、聞いてあげたほうがいいと思ったし。
そもそも、考え込んでる時って無表情になるもの!
時として、すごい勢いで話す
内向型の人が熟慮のすえに考えを固めたときや、話題となった事柄について深い知識を持っていたときは、要注意だ。おとなしかった内向型人間の舌はすごい勢いで回りだすだろう。
自分の中で、考えに考えた内容なので、話し始めたら勢いが止まりません。だって、ものすごい時間とエネルギーを使って考えた内容ですから。
だから、プレゼンがうまいのは、実は内向型だったりします。考えに考えた内容を話すのは得意だからです。
即興で話すことは外向型に譲って、時間をかけて話すほうを選びたい!
内向型は疲れやすい
刺激が多すぎると、思考が停止する
内向型の人は、ただ人のそばにいるだけで刺激過剰となることもある。彼らのエネルギーは人混み、教室、あるいは、騒がしい侵略的な環境にいると、枯渇してしまう。なかには人間が大好きな人もいるが、彼らは通常、相手がだれであっても、話をしたあとはその場を離れ、ひと息入れる必要を感じる。内向型の人に思考停止が起こるのは、このためなのである。刺激が過剰になると、内向型人間の精神は閉鎖される。「インプットはご遠慮ください」と明かりを落としてしまうのだ。
刺激が嫌いではなくって。やはり、刺激は欲しいのです。いろんな経験もしてみたいし、いろんな人に出会いたい。話がしたい。
だけど、刺激が多すぎるのはダメ。刺激過剰になり、頭がパンクしそうになる。情報が多すぎると混乱する。他人からのアドバイスはつらいもの。そんな時は、遮断したくなる。
「引きこもり」と言うと聞こえが悪いですが、その時間で、自分を取り戻しているわけです。異常に眠くなったりもします。充電のためには、脳を休ませなければならないからです。
イライラするのも、刺激が多すぎる合図。充電切れになってるだけ。
日焼け止めを塗ったり、日陰に入ったり、対策を忘れずに。日光浴はしたい。だけど、強すぎる紫外線は害になる!
起伏が激しい
内向型人間は、エネルギーの満ち干ゆえに、一貫性がないように見えるのである。ある日はバッテリーが充分充電されていて、おしゃべりで社交的、別の日は疲れ果てていて、ほとんど口をきかないという具合だ。このことは、さらに周囲の人々を混乱させ、とまどわせている。
内向型でも、エネルギーが十分にあるときは活発になったりします。元気におしゃべりできる時もあるんです。
だけど、すぐに疲れてしまうので、起伏が激しいように見える。外向的なのか内向的なのか、自分でもわからなくなったりする。
ひと昔前の機械と同じで、単に、エネルギーの持続時間が短いだけ。短い時間でパッと楽しんで、充電時間をしっかり持とう。
内向型のまま生きていくために
人とのつながりは捨ててはいけない
自分が消耗しないために、世間とのつきあいを制限しなくてはならない。その一方、外での時間を設けて、ひとりの時間とのバランスをとる必要もある。さもないと、ものの見方はかたより、人とのつながりは失われてしまうだろう。
刺激が多すぎると疲れるため、定期的に刺激を遮断する必要があります。でも、だからと言って、一人で生きていくことを選んではいけません。エネルギーの充電をうまくおこないながら、人とのつながりは持ち続けることです。
いくら内向型とは言っても、誰とも会わないと元気は出ない。人との出会いは活力になります。だから、自分でバランスをしっかりとること。
そして、誤解されても、傷ついても、仕方ないと思うこと。それさえ決心できたら、強くなれます。
深く考える能力で、人助けをする
自分が感じ、経験していることを深く考える能力は、外部の世界と他の人間を理解する助けとなる。自己中心的と見えるものが、実は、他人の身になって考えることを可能にする天分そのものなのである。
深く考えることは、立派な才能です。才能豊かな自分を肯定しよう。そしてその能力を、人助けのために使うのです。必ず何かがあるはず。
だって、実は思いやりが深くて、人を気遣うことを知っていて、人のためを考えている。そんな自分を否定するのではなく、人に貢献することを考えてみたら、
できることはたくさんあるはず。
強みをいかそう!
- 深く見つめる能力
- 人にどんな影響があるかを見抜く力
- 観察力
- 枠にとらわれずに考える力
- 歓迎されない決断を下す力
- 世の中のペースを少しだけ落とす力
(「内向型を強みにする」より)
心を整えるには、マインドフルネス瞑想もおススメ!
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内向型の模範は、さかなクン! ぜひ、参考にしてほしいです。
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