ichigo's blog

気軽な日記ブログです

号泣のススメ〜ストレス解消には「笑い」よりも「涙」

(文庫)脳からストレスを消す技術 (サンマーク文庫)



泣くとスッキリするのは、脳の中で「ストレス状態からリラックス状態へ」という、決定的な「スイッチング」が行われているからなのです。


ストレスに弱い人は、
セロトニンが弱い人


それを前回、学びました。

ichigo-it.hatenablog.com



では、
セロトニンが弱い人は
どうしたらいいのでしょう?


その方法は3つ。
①日光浴
②リズム運動
③号泣


「脳の
ストレスを消す技術」より
セロトニンを増やす方法を
考えてみます。



毎日、続けること

まずは、三ヶ月間のトレニーング

約三か月間、セロトニンを増やすための「セロトニンレーニング」を続けると、セロトニン神経の構造が変化し始めます。


セロトニンを増やすには、
まず3か月間、
続けることを決めましょう。


これはトレーニングなので、
続けなければ
意味がありません。


スポーツの練習と同じなのです。


興味深く感じたのは、
休むことにも
レーニングがいる。
その事実です。


セロトニンを増やすとは、
ちゃんと休めるように
なるということです。


疲れている人も、
「いっぱい寝てます」
「休息はしてます」
と言う人がいます。


だけど、
体を休めることと
心を休めることは
違うんです。


休んでても休めてない。
家にいても
常に心配事を考えている。
明日の仕事が気になる。


それでは、結局、
家にいても
ストレスはたまる一方です。


ストレスに弱い人は、
休むことが下手なんです。
セロトニンが出ないのです。


穏やかな時間、
のんびりリラックス、
ゆったりとした幸福感、
実感できてますか?


リラックスが苦手なら
要注意ですね。


だけど、
脳はトレーニングできます。


3か月もトレーニングすれば
神経構造が
変わるそうですよ。


それを意識したうえで
次の3つの秘訣を
実践してみましょう。



セロトニンを増やそう

①日光浴

まずは日中に太陽の光やリズム運動によってしっかりとセロトニン神経を活性化させておくこと。  
そしてもう一つ。 夜、太陽が沈んでいる間に睡眠をとるということです。


セロトニン分泌のためには、
何と言っても日光浴です。


太陽の下で元気になる感覚、
味わったことありますよね。


朝、日の光を浴びて、
夜、ぐっすり眠る。


やはりそのサイクルが、
セロトニン分泌には
必要だったのです。


生活を整えることが
優先事項ですね。


そしてもう一つ、
意識するといいのが
リズム運動です。



②リズム運動

リズム運動を取り入れるだけでストレスは解消され、生活は大きく変わります。


リズム運動とは
文字通り、
リズムを刻むこと。


代表的なのは
次のようなことです。


ウォーキング、ジョギング、
自転車、ダンス、
座禅、ヨガ、深呼吸


ヨガや深呼吸の効果は
よく知られていますね。


この本には、
深呼吸の
効果的なやり方も
書かれてます。
気になる人は
読んでみるといいでしょう。


ただ、難しく考えると
続かないので、
まずはできるところから。


リズムを気にしながら
歩いたり、
少し意識して
深呼吸したり。


そんなことでも
いいのです。


毎日続けることが
ポイントです。


朝の通勤時にだらだらと惰性で歩いていたのを、リズムを刻むという意識で歩けば、それだけでも効果はあるのです。


考えてみれば、
落ち込んでるときって、
歩き方もトボトボ・・・
そうなりませんか。


リズムよく歩いていて
落ち込んでいる、
というのは
あまり想像できません。


だから、どんなときも
リズムを気にして行動。
それだけでも
かなり違ってきます。


気持ちが変われば
行動が変わる。


だけど、


行動が変われば
気持ちも変わる。


逆もまた真なりです。


行動と言っても
何をしていいかわからない


そんな人は、
歩き方を変えるだけで
大丈夫です。


壮大なことを考えると
それがまた
ストレスになりますから。


日光を浴びる!
リズムよく歩く!
深呼吸!


簡単でいいですね。


③号泣

基本的には、起きている間は交感神経の優位を簡単には切り換えることができません。しかし、覚醒状態にありながら(起きた状態のまま)、副交感神経優位に変える方法が一つだけ存在します。  
それが「情動の涙を流す」ことなのです。


自律神経には、
交感神経と
副交感神経の
2つがあります。


わかりやすく言うと
交感神経は、緊張
副交感神経は、休息

それが特徴です。


起きてる間は
交感神経が優位に働きます。


副交感神経が優位になるのは、
当然、眠ってるときです。


ストレスがたまったときは
副交感神経を刺激するのが
いいのですが、
なかなか難しいのです。


生活は、
緊張の連続だからです。


私たちの脳は、
常に何かと
闘っているのです。


ですが・・・


一発で
副交感神経を刺激する、
効果テキメンの方法が
あったんです。


それが


号泣すること


それも、
すすり泣きではなく
号泣じゃないと
ダメだそうです。


さまざまなストレスを感じることで交感神経が高まり、そこから解放されることで涙が流れ、副交感神経優位のリラックス状態に移行する、というわけです。


たしかに、
泣いた後って、
なぜか
スッキリしますよね。


それは、
たまっていた感情が
一気に放出されるからです。


また、大人になると
人目が気になるので、
声をあげて泣くことが
できなくなります。


大人げもなく大泣きする。


そんなとき、
人目をはばかる心から
解放され、自由になる。


それがまた快感であり、
リラックスに変わるのです。



日々の笑い、週末の号泣

笑いの効果と、涙の効果

同じようにストレス解消力があるといっても、涙を流したときは「スッキリ」し、笑った場合は「元気が出る」という違いがあったのです。  
実験結果から、「笑い」にもストレス解消の効果があることがわかりましたが、それは涙による効果よりは遥かに小さなものだといえます。


笑いが健康にいいのは
有名ですが、
実は、笑いよりも、
涙の効果のほうが
はるかに大きい
そうです。


そして、
次のような違いがあります。


笑うと、元気が出る
泣くと、スッキリする


もちろん大人ですから、
人前で泣くことは
できません。


だから


人前では笑いで
一人のときは号泣で


人といるときは
思いっきり笑って
元気を出す


一緒に笑い合うと
仲も深まります。


一人のときは
号泣でストレスを流す


そんな生活リズムを
作ってみると
よさそうですね。

号泣で心が潤う

週に一回、号泣できれば共感脳は充分に潤います。  
でも、今まで泣くことを自制してきた人や、セロトニン神経の機能が低下している人は、泣こうと思ってもなかなか泣けません。これもやはり、脳の機能低下によって、「脳の変化」が起きにくくなってしまっているのです。


号泣すると、
自分の感情が
あらわれた感じに
なりますよね。


本当にスッキリします。


私も、
あのタイミングで
泣けてよかったと
心から思えたときが、
何度かありました。


心が閉じると
涙さえ出なくなるのです。
ウツ病の兆候です。


泣けないって、ツラいです。


素直な気持ちを
グッと抑えつけてる
そんな感じがします。


涙が出てきたときは、
やっと泣けた。
自分にも感情があった。
やっぱりツラかったんだ。


そんな感覚になって、
不思議と安心できます。


気持ちが解放されて、
頭はスッキリです。


涙を流すたびに
成長を実感します。


そんな号泣を、
週に一回もできたら、
着実に
レベルアップしますね。


とても困難なことですが、
一つの目標にしてみると
変わるはずです。


涙もろい人は、
感情豊かな証拠なので
恥ずかしいことでは
ないんです。


抑えつけないほうが
いいですよ。


恥ずかしければ
一人で泣けば
いいんです。


やはりおススメは
映画でしょうか。


ストレスが
たまりやすい人は、
泣くトレーニングを
してみましょう。



夢をもつこと

夢や希望が、脳に影響する

夢や希望の持ち方でその後の人生は大きく変わります。 というのも、この夢の持ち方さえ間違えなければ、私たちは「セロトニンレーニング」や「涙」以上に、今の社会から受けるストレスを解消する生活を送ることができるからです。


ここまで、
セロトニンを増やすことを
考えてきましたが、
やはり一番いいのは、
夢を持つことです。


ストレスに負けてしまうのは
夢も希望も
もてなくなるからです。


深呼吸もいいし、
号泣もいいのですが、
そもそも
なぜ夢がもてないのか?
そこが根本です。


私は、子どもの頃に
ある衝撃を受けたときから
夢がもてなくなりました。


未来への期待が
できなくなってしまったのです。


夢がもてないって、
苦しいです。


いろいろ頑張ってみても
どうしてもまた、
夢のないところへ
戻ってしまうんです。


共感脳が低下してるからですね。
レーニングが必要です。


セロトニンを増やし、
共感脳を磨き、
そして、
夢をもちましょう。


やはり最後は、
夢と希望です。



~まとめ~

セロトニンを増やすには、
日々の笑い、週末の号泣

しかし究極は、夢をもつこと!