マインドフルネス瞑想を2年続けたらスゴかった!迷走したら思い出してほしい。
毎日、キラキラのSNS写真ばかり目にして、イラだってませんか? よそ見ばっかりしてて、結局は迷走してませんか? ストレス社会だからこそ、もっと自分に集中する時間が大事。日常にマインドフルネス瞑想を! 実践し続けると心がスッキリしてきます。
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先日は、朝活を5年、続けてる人の話を書きました。
ichigo-it.hatenablog.com
今回は、マインドフルネス瞑想を2年間も続けている話!
あ、私じゃありません。こちらのブログ主さんの話です。
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日常の一つのことに集中することでもマインドフルネス状態への第一歩。まずはゲーム感覚で取り組んでいっても良いかもしれませんよ。
一つに集中! とても感銘を受けたので、その内容をご紹介します。
「脳と瞑想」の関係性
脳は、バグを起こす
自分の性格は~です。って他人や自分は評価します。
気が弱いヤツ、自信のないヤツ…。
でも、それは自分自身ではなく、自分にまとわりついている感情だと理解できました。
本当の自分は気が弱くもなく、自信がないわけでもないんですよね。
ストレス社会、人間関係の中で、どうしても”脳がバグってしまう”状態に大なり小なりなっていきます。
なるほど! 脳のバグなんですね。自分への評価は、自分そのものではないっていう話には勇気が出ました。「本当は自信がないわけじゃない」って、何となくそう感じてはいましたが、本当にそうだったとは。
「思い込み」ってよく言いますが、ただの思い込みだ!って思うと、それはそれで、また自分を責めちゃうんですよ。なぜ自分はこんなに思い込みが強いのか・・・。やっぱり、自分の「思い」に問題があるんだ・・・。自分を責めては、また落ち込む。
だからこそ!!!
私って○○な人・・・
そう感じたら、こう思おう!
また脳がバグってる!!
思い込みだ!って思うよりも、勇気が出てきませんか? だって、バグってるなら、待つか再起動するかの二択しかありません。
私も、脳科学についての本などを読んでいて、人間の脳って、パソコンに似ているなぁ~と感じていたので、すごく共感しました。
パソコンには、エラーとかバグとかはつきものです。どんなにプログラマが頑張って仕事しても、100%完璧ってあり得ません。
自分もそうなんです。しょうがないこと。別に責める必要もなければ、落ち込むこともない。バグが起きたら待つしかない! もしくは寝てしまう! それでいい。
待つというのは、感情が落ち着くまで静かにしているということです。必ず落ち着きますから。
脳がフリーズしたり、思考停止したり、そんなこともパソコンで考えれば当たり前。何もおかしくないんです。
機械と同じっていうのは言い過ぎですが、イメージ的には、とてもわかりやすいと思います。
情報の再インストールが必要だったり、バージョンアップをしたり、拡張機能を追加したり、充電したり・・・。
しかも、しばらく使ってないと、それだけで性能が落ちていく。だから、しょっちゅう起動してあげることも大事。パソコンだと思ったら、丁寧に扱ってみる気になりますね。
ただ、問題は、寝ても覚めても解決しないときですよね。そんなこともあります。バグが深いってことです。
そんなときこそ、瞑想をしよう!って話です。パソコンは買い替えるしかありませんが、人は、瞑想によって元気を取り戻すことができます。
私たちのパソコン、古くて重たいんです。常に最適化。お忘れなく!
マインドフルネス瞑想って何?
マインドフルネスとは自らの精神状態に深く意識を向けることを意味します。
自分の心に意識を向けること。 そうすることで、「集中力を高めたり、ストレスの軽減効果がある」ことが、科学的にも実証されているそうです。
これって、よく考えたらすごいことですよ。だって、パソコンには自らの意志で瞑想するなんてことはできないんです。
スイッチを押してもらうしかない。スイッチを押されたところで、「良かった、これで休める」なんてことは思わないですよね。
要するに、人間にしかできないワザ!ってことです。出てきた感情を消すことはできないし、脳のバグも止めることはできないけれど、自分の意志で、休むことができる。瞑想で心を落ち着けることができる。そんなことは、動物にもできない、とってもハイレベルな技術なのです。
瞑想に対する認識が、少し変わってきませんか?
瞑想って言うとあれでしょ? インドのガリガリにやせている人がよくやっているという、木の下とかで座禅を組んで、「煩悩を消し去るなり!」ってやってる、あんな感じでしょ?って、そんなふうにちょっと小バカにしてた気持ち、ありましたよね。
バカにするほどじゃなくても、それをやって何なんだ?と不思議に思う気持ちがありましたが、なかなか奥の深いものなんだってことを、こちらのブログで教わりました。
バグは、情報の多さが原因
いまや現代人が一日に触れる情報量は、平安時代の一生分、江戸時代の一年分とまで言われています。それだけインターネットがある社会では何もしなくても情報が頭の中に入り、食事中もニュースが頭に入ってくるし、歯を磨いていてもテレビの情報に触れることができます。目の前のことに集中することが難しくなっている時代。それが現代です。大量の情報量に頭がバグっている状態になっていることを自らわかっていないということです。
平安時代の一生分! 江戸時代の一年分!
ものすごい情報量ですね。頭がおかしくなるのも当たり前です。
パソコンがバグを起こすのも、情報の多さが原因。だから、余分なデータは削除しないといけない。データの持ち過ぎは体に悪いんです。
瞑想とは、自分の心に意識を向けることですが、もっと簡単に言うと、目の前のことに集中することだそうです。
目の前のことに集中するって、けっこう難しいです。すぐによそ見をしたり、あれこれと雑念がわいてきたり。
マルチタスクってよく言いますけど、最近では、それを否定する研究結果も出ています(賛否両論はあるようですが)。本当は、1つのことに集中したほうが脳はスッキリする。効率もいい。
頭を悩ませてしまうのも、選択肢が多すぎるからですよね。だから混乱するんです。自分に集中することもできなくなる。
何もしなくても情報が入ってくる社会なので、意識的に情報をシャットアウトする必要があります。情報をスッキリさせるというのは高度なテクニックなんです。
では、脳がバグってるって、どんな状態なのでしょう?
それを図にすると、次のようになるそうです。(図は上記ブログよりお借りしました)
余計な情報(感情)がまとわりついてるってことですね。
で、スッキリした状態っていうのが、次の図。
それぞれが適度な距離を保っています。
要するに、どの感情も持ってていい。「ある」ことは当然なんです。問題なのは、それが自分にベッタリとくっつきすぎちゃうこと。だからバグるんです。パニクるんです。必要以上に不安を感じすぎちゃうんです。
脳を休ませることで、その、くっつきすぎの感情を少し離してあげる。自分を客観視しようって言いますが、こうして図にしてみると、わかりやすいですね。
感情を消すことではないのです。
一度に色々なことに思いを巡らせてしまうと、たちまち思考の連鎖が続いていきます。不安や怒り、恐怖などはしつこく思考を支配していきます。
あまりの情報量の多さで、いろんなものが、自分にくっつきすぎちゃってませんか? ちょっと距離をとってみよう。
瞑想の効果
自分に集中できるようになる
どんなに眠い朝でも、疲れた夜でも15分程度必ず瞑想を行いました。
始めてから一か月の主な効果などを挙げていくとこんな感じです。
- 意味のない不安や周りの目線をあまり気にしなくなった
- 集中力が上がり、仕事の効率や判断力が向上した
- 午後からの睡魔が消えた
- 思考のクセが消え、気持ちが前向きになった
- 周囲の態度が変わった
こちらのブログを読んで、一番すごいなと思ったのは、2年間・毎日欠かさず・1日2回も、瞑想を続けているってことです。しかも一人で! すごい持続力。だからこそ効果も大きい。
しかも、朝は特におススメだそう。あの忙しい朝に、眠くてしょうがないときに、15分の瞑想ってすごいです。そのおかげで、くっついていた余計な感情が離れていって、自分に集中することができ、他人のこともあまり気にならなくなったと。
そこまで効果が出るのは、やっぱり、自分の「意志力」が大きいのかなって感じました。
空き地も、放置しておくと必ず「荒れ地」になります。雑草は生い茂り、手のつけようがなくなってくる。空き家もそう。しばらく放置した「廃屋」って、入りたくもないですよね。
心も、放置しておくと荒れ放題です。自分の意志で、雑草やゴミは取り除いていかなきゃいけない。手入れが必要ってこと。その手入れを、おろそかにしているのが現代社会です。
だから、意志をもって瞑想をすることが、すごい力になるんだと思います。
「食べる瞑想」もあり
「食べる瞑想」というのがあります。瞑想というのは置いておいて、目の前の食事にのみ集中してみることです。食事一つにしても、現代では~しながら、でおこなっていますよね。パソコンに向かいながらとか、テレビを見ながら、同僚と会話をするのもそうでしょう。もったいない気もしますが、まずは、目の前の食事。「どんな形状をしているのか?」「どんな臭いがするのか?」ゆっくりと食べるものを観察します。ゆっくりと口にして、どんな味がするのか、硬さはそうなのか?とゆっくりと味わっていきます。とにかく仕事のことを忘れて食べることのみに意識を集中させる。これができればマインドフルネスな状態です。食べることだけではなく、本を読むこと、歩くこと、一つの行動のみに意識を集中していきます。
食べる瞑想というのには驚きでした! 瞑想とはつまり、集中することであって、目をつぶってジッとすることだけではないんですね。
改めて「マインドフルネス(mindfulness)」をWikipediaで調べてみたところ、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」とありました。
つまりは、何をするにも、目の前に集中せよ! 今・ここに目を向けよ!ってことです。だから、目を閉じて瞑想するだけじゃなくても、いいんですね。
食べる瞑想、反省しました。特に会社の昼休みだと、インターネットを見ながらとか、本を読みながらとか、必ず何かをしてしまいます。
そもそも、食べ物を「いただく」行為とは、感謝して食べることであって、適当に流し込むことではないですね。
なるほどと思って、ちょっとだけ試していますが、これが難しい。普段、どれだけ食べ物をないがしろにしてたかってことも痛感しました。
「何かをしながら何かをする」のではなく、一つ一つ・じっくりと・感謝して・そのものを感じて、取り組んでみる。もっと人生を大事に生きようってことです。
小学校の頃、先生によく、「ながら食事」は禁止!って言われてましたが、そういう深い意味があったとは思いもしませんでした。
瞑想は、いつでもどこでもできる! ちょっとしたことから意識してみよう。
別に、ここまでしなくて大丈夫。
どうでしょうか? 少しは瞑想に興味が出てきたでしょうか?
そういえば、ヨガのインストラクターになった知人が言ってました。会社でストレスがたまって心が病みそうになったとき、ヨガに出会い、心がものすごく落ち着いたと。
茶道の先生をしている人も同じことを言ってました。会社でストレスがたまったとき、お茶をたてていたら、心に余裕が生まれたと。
結局、誰もが皆、心を整えたいのではないでしょうか。心にたまるストレスをどうにかしたいのです。情報が多く、ストレスの絶えない社会だからです。
私も、ヨガを3か月ほど試みたことがありましたが、あまり効果は感じませんでした。お茶やお花も試してみたけどダメ。でも、読書でだいぶ落ち着きました。読んで書く、それが自分には合っていたようです。
心を集中させる方法なら、何でもいい。自分に合った方法を見つけて、脳の情報をスッキリさせてあげましょう。
マインドフルネスについては、こちらの本には衝撃の実話が書いてあって面白かったです。
ichigo-it.hatenablog.com
ということで、まとめると。
瞑想は、脳にこびりついた情報をスッキリさせてくれる。目の前のことに集中! 今を大事に生きよ! その生きる姿勢がマインドフルネス。
合言葉はこれで。
迷走したら瞑想せよ!!
周りの状況を変えるのには、結局は逃げるにしても、その道で勝負するにしても自分の意思で行動することでしか変わりません。マインドフルネスは脳がバグっているのを最適化するためのステップです。自分が考えていることを無理に消そうとはせず、呼吸を使って、考えていることを手放す。「今、ここ」に意識を集中させましょう。そうすると、周りの評価や言動が大切ではなく、自分のやるべきことに集中できるようになっていきます。
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集中!!
※ブログ主さんに許可を得て、紹介させていただきました。ありがとうございました。
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