ichigo's blog

気軽な日記ブログです

ヤル気を出しすぎると疲れる〜セロトニンで穏やかな幸せを!

(文庫)脳からストレスを消す技術 (サンマーク文庫)



セロトニン神経が活性化していれば、頭がクリアになり、元気がみなぎり、心は安定し、ストレスや痛みに強く、姿勢も表情も引き締まるのですから、いいことずくめです。


ヤル気の正体は、
ドーパミンでした。


反対に、
リラックスの正体は、
セロトニンです。

ichigo-it.hatenablog.com





ヤル気の逆であるセロトニン
どんな効果があるのか、
もう少し
深めてみたくなりました。


今回は、
「脳から
ストレスを消す技術」より
ストレスとセロトニンとの
関係について考えてみます。



ストレス耐性は、セロトニンで決まる

ストレスに弱い = セロトニンが弱い

「学習脳」はドーパミン神経。
「仕事脳」はノルアドレナリン神経。
「共感脳」はセロトニン神経。


ドーパミン
ノルアドレナリン
私たちにヤル気と活力を
もたらしてくれます。


何かに突き動かされたように
行動するとき、
それはこの2つの物資が
活性化されてるときです。


2つとも
報酬を目指して
ドキドキワクワクを
引き起こすのです。


2つの違いを平たく言うと、
安心か不安かになります。


ドーパミン
楽しそう!という
安心に包まれたヤル気。


例えば、
飲酒のときの楽しさ。
その楽しさを学習して、
またやりたくなります。


ノルアドレナリン
ヤバい!という
不安に包まれたヤル気。


例えば、
仕事に追われてるとき。
すごく大変だけど
なぜか快感を抱きます。


ドーパミン
ノルアドレナリンのおかげで
私たちは学習し、
仕事ができるのです。


ただ、この2つは
エネルギーを消耗するだけで
充電はしません。


燃え尽き状態になるのは、
ドーパミン
ノルアドレナリン
依存した結果なのです。


そこで大事なのが
3つ目のセロトニンです。


セロトニン
興奮をしずめ、
エネルギーを充電します。


リラックスし、
平常心を起こさせ、
穏やかな幸福感を
抱かせてくれるのです。


冷静になれない
イライラがおさまらない
穏やかになれない


そんなときは、
セロトニン不足です。


自分は他の人より痛みに弱いのではないかと思う人は、セロトニン神経が弱っている可能性があります。
普段からセロトニン神経の活性化を心がけるようにしてください。


セロトニンが弱いと、
ストレスに弱くなる
ということですね。


痛みを感じやすいのは
セロトニン不足なのです。


気の持ちようではなく、
脳の働きを
変える必要があるわけです。


そこを意識してみましょう。


セロトニンが弱くなる理由

大人が感情をコントロールできないのは、子供の場合とは原因が違います。
大人の場合、多くは疲労やアルコールの摂取など何らかの要因によって、前頭前野の働きが弱っていることが原因です。


子どもがワガママなのは
脳が発達してないせいです。
だから心配はいりません。
そのうち、発達するからです。


大人のワガママは危険です。


脳は充分に発達しているのに
機能してないのです。


セロトニン不足というのは
リラックスできてない、
ということですね。


「やらなきゃ」という
義務感に追われてる。


「もっともっと」と、
中毒に陥っている。


「まだまだダメだ」と、
完ぺき主義になる。


いずれも、
心身のリラックスとは
ほど遠い状態です。


セロトニンを出す力が
弱っているのです。


もっとゆったりして、
セロトニン
出していかないと
燃え尽きてしまいますね。


前頭前野とは、
脳の中でも
思考や創造性などの
最も人間らしい機能を
つかさどる部分です。


その前頭前野は、
ドーパミン
ノルアドレナリン
セロトニン
支えられているのです。


脳が機能しないのは、
脳が衰えてしまったからです。


「15歳若返る
脳の磨き方」には、
会社員生活では
まったく脳を使わない
という
驚きの記載がありました。

ichigo-it.hatenablog.com




一日中仕事をしていても、
脳をまったく
使ってないんです。


ゲームもそうです。


何時間も同じことをし続けることができるのは、それが脳にほとんど負荷を与えていないからなのです。
ですから、一晩中できるようなゲームは、どれも脳にはよくないのです。  
頭や身体を使うものであれば、疲労が溜まり、それがストレスとなるので、何時間も続けることなどできません。


本当に好きなことなら
一晩中でも続けられる、
よくそんな話を聞きますよね。


だけど、
一晩中 続けられる理由は、
脳を使ってないからなんです。


スポーツだって、
一晩中なんてできないですよね。
どんなに運動好きな人でも
体を休めないと疲れます。


休まず続けるというのは
熱心でもなんでもなく
異常事態だったのです。


好きだから続けられる!とか、
間違った幻想に
とらわれちゃいけませんよ。


脳を使ってないだけです。


日中は仕事に没頭し、
帰宅後はゲームに没頭する。


そんな生活をしている人。
脳にとっては
最悪の環境です。


セロトニン
分泌できません。


ひどい場合は、
ドーパミンも出なくなって、
ヤル気がなくなり、
無気力状態に陥ります。


ストレスをうまく処理できず、 溜め込んでしまうと、セロトニン神経が弱り、それによって前頭前野の機能が低下し、さらに大脳皮質全体の働きも悪くなっていくというように、悪循環に入り込んでいきます。  
この悪循環の過程で心を病んだ人は、自閉的になって、他者との触れあいを自ら拒絶していきます。


とっても
危険な状態ですね。


引きこもりたくなるのは、
人への共感が
できなくなるからです。


脳が弱ってしまったんです。


なので、脳をもっと、
たくさん使いましょう。


そして、
リラックスを心がけましょう。


単調な作業には要注意です。



セロトニンの効果

どうしてわかってくれないの?

ドーパミン神経は、報酬が得られる限り「もっと、もっと」と意欲的に努力を続けることができますが、その半面、報酬が得られなくなると、得られなかった快が不快として認知され、大きなストレスとなってしまうのです。


セロトニン不足というのは、
ドーパミン、もしくは
ノルアドレナリン
優位になってる。
ということですね。


そうすると、
どうなるかというと、
どうしてわかってくれないの?
そんな葛藤状態を引き起こします。


なぜなら、
セロトニンは共感力だからです。


どうしてわかってくれないの?
その気持ちの中には
他者の視点がなく、
自分しか見えてないですよね。


共感力が弱まると、
自分のことしか
考えられなくなり、
なぜわかってくれないのかと
イラつくわけです。


そして、
ドーパミン
「もっともっと」と
刺激と快感を求めます。


わかってくれない
もっとわかってほしい


そのサイクルは
セロトニン不足と、
ドーパミン過剰の状態
ということです。


だから、


誰も自分をわかってくれない


そんな思いで苦しんでる人は、
セロトニンを出すことが
必要です。


ゆったりのんびり、
ちゃんとリラックスして、
セロトニンを分泌するのです。


やっぱり苦しんでる人は、
休息が下手なんですよね。


休んでても
悩み続けてるのです。


セロトニンを意識した休息が、
大事なんです。
心を休めるということです。


ストレスと寄り添って生きていく

「ストレスフリー」という言葉をよく聞きますが、これも目指してはいけません。なぜなら、ストレスは決してなくならないからです。  
決して得られないものを望んでしまうと、かえってストレスは増えてしまいます。


ともすると私たちは、
ストレスのない社会を
目指そうとしてしまいます。


だけど、
ストレスがないなんて、
ありえないんです。


この世には、
病原菌が必ず存在します。
それを抹消することは
できません。


病原菌があっても、
免疫があるから、
病気にならないんですよね。


病気になるときは、
免疫が弱ってるときです。


ストレスも同じです。
決してなくなりません。
だけど、免疫があれば、
ストレスによる苦を
消すことができるのです。


それがセロトニンの役目です。


誰だって自分の脳を変えられるのです。  
今までの生活習慣を少しだけ変えて、人間が最も人間らしい生活をする──それだけで共感脳にある「二つの機能」は間違いなく高まります。


ストレスはなくならない。


だけど、
セロトニンには
2つの機能があります。


①ストレスを受け流す
②リラックスに変える


これで、
ストレスと寄り添って
生きていけるのです。



では、具体的には
どうしたらいいのか?


それはまた次回に。



~まとめ~

ヤル気+リラックス=幸せ
セロトニンの分泌でバランスをとろう