ichigo's blog

気軽な日記ブログです

「そだねー」カーリングに思う~ここにいるから、できること

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2018年2月


他をうらやんだりせずに、


この場に集中!
自分に集中!
今に集中!


この場所だから、できる。
自分だから、できる。
今だから、できる。


つらくて寒い冬だからこそ、
皆で楽しめるスポーツを!


そんなことを、
カーリング女子たちから
学びました。


一年で一番寒い時期、2月。


お正月気分も消え、
現実に戻される時期です。


そうは言っても、
寒くて外には出られない。


家で過ごす時間も
多くなります。


そんな2月の出来事を
振り返ってみると、
いろんなことがありました。



大杉漣心不全で急死
福井県で記録的な豪雪
将棋の羽生善治国民栄誉賞
平昌オリンピックで13個のメダル



大杉漣さんの訃報は
ショックでしたね。


悲しみと同時に、
自分もいつどうなるのかと・・・


将棋の羽生選手も
本当にすごい人です。


同じ日本人として
純粋にうれしい。




ただし、何と言っても、
この2月は。




平昌オリンピック

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史上最多の、
13個のメダルを獲得、
本当に熱かった。


これも、まだ、
今年の話だったんですね。


個人的には、
羽生結弦ファンなので、
金メダル獲得、
五輪連覇の快挙には
胸が躍りました。


本当に、すごい!


ただ、今回はやっぱり。



そだねー」の
カーリング!!



流行語大賞まで獲得!



そだねー」の流行
「赤いサイロ」の人気浮上
ふるさと納税が1.5倍に


などなど、


日本に、
そして北海道の常呂町に、


とてつもない影響を
与えてくれた、
カーリング女子。


すごい!のひとこと。
感動しかありません。



カーリング女子・LS北見

北見から世界へ!

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ロコ・ソラーレ北見」は、
2010年に設立された、
常呂町カーリングチーム。


本橋麻里さんが、
「北見から世界へ!」
を合言葉に
立ち上げたそうです。


www.locosolare.jp



メンバーは、
全員、北見市出身


本橋麻里(1986年生まれ)
吉田夕梨花(1993年生まれ)
鈴木夕湖(1991年生まれ)
吉田知那美(1991年生まれ)
藤沢五月(1991年生まれ)



五輪の結果
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私は、カーリング
詳しくないので
よくわからないのですが・・・


イギリスに勝ったのは
すごいことみたいですね?


粘りに粘って
メダルを取ってくれた。


大拍手です。


それに、なんたって、



カワイイ



キレイというよりも、
美人というよりも、
なんか、自然なカワイさ。


ひたむきに
がんばる姿が、
本当にカワイイ。


周囲の男子陣は皆、
そだねー」を
連発してました。
カワイイ!と。


美人は3日で飽きる
と言うけれど、


天然のカワイさは、
何度見ても飽きない。


それにしても、
なぜ北海道の
北見市なのでしょう?



カーリングの父」小栗祐治

北海道北見市常呂町カーリング

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常呂町カーリング人口は
なんと、
町民の5人に1人だそう。


なぜ、この町に
カーリングが普及したのか?


それは、
一人の男性の思いから
始まりました。


小栗祐治さん。


1980年に、
北海道とカナダの
交流イベントである、
カーリング講習会に参加。


そこで小栗さんは、
こう思ったとのこと。


農家や漁師にとって、
仕事のない冬。
その時期に、
皆で楽しめそうだ!


そうして、カーリング
広めようと決心。


道具は、
ビール樽を改良したもの。
シューズも手作り。
氷の手入れにも苦労した。


それでも地道に、
環境を整え、
カーリングを普及していった。


そのような努力が実を結び、
この町にカーリング
根付いていったそうです。


始まりは、
一人の人の思いから。


それも、
何もできない冬に、
皆に楽しみを与えたい!

という思い。


なんだか、
始まりからし
感動の物語です。


時が流れ、
2018年に、銅メダル獲得!


そこまでくるなんて、
誰が想像したことでしょう。


その背景を知ると、


オリンピックから
帰ってきた吉田選手の、
挨拶で語った次の言葉が
より胸にせまってきます。


正直、この町、なんにもないよね。


この町、ちっちゃいときは
なんにもなくって。
この町にいても、
絶対に夢は叶わないって思ってました。
だけど、今は、ここにいなかったら
叶わなかったなって思ってます。


「この町にいても・・・」


とても深い言葉。


ここにいてもダメだ
こんなの、意味ない


そんな思いにかられ、
どこか違う場所へ行ったり、
違うことをしてみたり。


そんな経験、
ありませんか?


私は、たくさんあります。


だけど本当は・・・


やっぱり・・・


今いる場所で
頑張ったほうがいい。


自分の経験からも実感し、
カーリング女子たちからも
改めて教わりました。


ここだから、できる


ここじゃないと、できない


がんばり続けた彼女たちは、
地域貢献まで果たした。


たくさんの人に、
夢と希望を与えました。


それは、その場で
がんばり続けた人にしか
できないことです。


そして、
カーリングの父から
始まったこと。


今、この場で
自分にできることって何?


それを必死で模索し、
逃げなかった人たちの
結晶としての銅メダル。


文字にすると簡単ですが、
なかなかできない。


ついつい、
あっちを見、こっちを見。


そのうち、
何をやってるのかさえ、
見失ってしまいます。


だからこそ。


今いる場で
自分にできること。
自分がやるべきこと。


そこに
しっかりと向き合おう。


もう一度、
カーリング女子の活躍を
胸に刻みたいです。


2018年8月、
吉田選手は、
精神障害のある人を
支援する行事にて、


「安心して絶望できる人生」
という講演もおこなってます。

なぜ絶望が安心なのかっていうところは、
絶望した経験が、
私の自信になって、
それこそ希望になって・・・


絶望から立ち上がることに
意味がある。


合言葉は、
そだねー」で。


この言葉、
北海道弁らしいですね。


正確に言うと、
北海道弁が現代風に
変わった言葉だそう。


何もない町から、
世界の舞台に立った。


カーリングの楽しさと、
北海道の言葉、
お菓子までを、
世に広めながら。


その功績は、
本当に大きい。


それもすべては、
今・ここで、
がんばった結果。



今、できること
自分にできること



逃げずに、追求しよう!



今さらですが、
カーリングって、
「カール」なんですね。


石が、
自然に曲がる(カールする)


だけど、氷をこすることで、
その速度をコントロールする。


速度は自分で決めつつも、
あとは自然と、
進みたい方向へと
カールしてくれるはず。


ここだからこそ、
できる!

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