ichigo's blog

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意志の弱さに悩む必要はない~天才とは、習慣を身につけた人

ぼくたちは習慣で、できている。



習慣を学んでいくにつれて考えが変わった。今の自分に、才能があるかどうかなんて、大した問題じゃない。  
才能は「与えられる」ものではなく、習慣を続けた果てに「作られる」ものだからだ。


才能ではなく習慣。意志ではなく習慣。習慣というのは、つまらないものではなく、私たちの人生に不可欠なものだったんです。この本を読んで、習慣に対する考え方が変わりました。


「ぼくたちは習慣で、できている」



意識と意志を過信しない

意識を呼び出さない

何かが習慣になっている状態というのは、意識をほぼ使わず、限りなく無意識の行動に近い状態だとぼくは考えている。その状態ではそれをするかどうかという「悩み」や「決断」、どんな方法を取ろうかという「選択」がそこにはない。


「悩み」はどこからくるか? それは「意識」からきます。意識をしたとたんに、悩んでしまうのです。ふと我に返ったとき、何のためにしているのか?と悩んでしまうことってありますよね。何のためかを考えるのは悪いことではありませんが、問題なのは、悩みすぎてしまって何もできないことです。


だから、意識を呼び出さないことが行動を続けるコツ。考えてしまったらできなくなる。せっかく頑張っていたのに急にやめてしまったりします。意識してしまうからです。


意識の話で言えば、私にとっては、LINEの通知がそうでした。特に、グループLINEは、緊急性がないので通知をオフにしているのですが、未読表示が気になってしまうんです。緊急な連絡以外、通知確認は一日一回にしたかったのですが、スマホを開くたびに気になって見てしまい、それがストレスだったんです。いろいろ悩んだ結果、LINEのアイコンを最後のほうのページへ移動してみたんです。そうしたら、視界に入ってこないので気にならなくなりました。


習慣の話とは違いますが、意識を呼び出すというのは、そういうことですね。見ると意識してしまう。聞くと意識してしまう。だから、悩みたくなければ見ない、聞かない。悩みを消す一番の方法は、意識しないこと。


そのためにも、習慣が最大の味方になるということです。


習慣とは、無意識で行動できること。無意識だから悩みません。だから習慣が一番強いのです。いちいち考えなくても、やり続けられるからです。意識したら悩んでしまって動きが遅くなりますよ。


行動の原因は、意志ではない

はっきり言って意識や意志力というものへの過信だ。意志が強い、意志が弱いという理由付けがなされる前提には、自分の意識が自分の行動を大きくコントロールしているという誤解がある。


「意志が弱くて・・・」とよく言います。だけど、自分の意志に頼ること自体、間違ってたんです。意志なんて弱いものです。強くなれないのなんて当然。


それなのに、いつもいつも自分の意志に頼ってるんです。意志を強くしようともがきますよね。それは、まだまだ自分の意志を信じてるからです。なぜ信用できないものに頼ろうとするのか? 意志なんて信用できない。そう決めてしまえばよかったのです。


自己コントロールなんて、そもそも、できないんですよ。そのために組織があるんです。学校や社会で、ルールを決めてくれないと私たちは動けないんです。だから、自分の人生にもマイルールを作ってしまえばいい。それが習慣です。無意識でできる力を、鍛えることです。意志に頼るよりも、そのほうがよっぽど早道。



自分を変えるのは、意志よりも習慣

意識を変えたところで、何になる?

何かを習慣にすることは、講演を聴いたり、短時間のセミナーに参加して「意識を変える」ことなどとはまったく違う。繰り返し何度も実践することによって、実際に脳の神経細胞を書き換えることである。


いい話を聞いた。いい本を読んだ。頑張って勉強した。それはいいことですが、じゃあ、何が変わった?と聞くと、「特に何も・・・」。そんな答えが返ってきてガッカリすることありますよね。もちろん自分も。


いい話を聞いたり学んだり、その瞬間は気分がいいので、すごく頑張った気がします。誰もがわかってることですが、そのあと、自分の行動をどう変えるか? それがなければ意味ないですよね。「意識が変わった」。そんな一瞬の気分を信じないほうがいいんです。


本当に変わりたいなら習慣にすることです。毎日毎日、繰り返すことです。無意識にできるようになるまで。「意識が変わった」よりも、「習慣が変わった」 そう言えるようになりたいですね。


子どもの忍耐力に学ぼう

幼い子どもにとって、朝起きてからの一連の行動は努力の塊である。トイレも1人では行けず、歯を磨くのも、服のボタンを留めるのも、靴紐を結ぶにも、いちいち壁が立ちはだかり、それを乗り越えるためにとんでもない忍耐力がいる。


普段は忘れていますが、子どもの頃って、何をやるにも大変でしたね。一人でトイレに行くのも怖かったし、一人で寝るのも怖かった。服を着るのも、靴を履くのも、本当にひと苦労でした。親からは怒られるけど、自分にはそれができないんです。食事でさえ、泣きながら食べてたこともありました。


大人には簡単にできることも子どもには難しいんです。脳が発達してないからです。あんなにできなかったことも、今では何も考えずにしています。それって、すごいこと。子どもは、すごい努力してるんです。ものすごい忍耐力です。


だって、今、それと同じ努力ができますか? どうしてもできなくて泣きたくなるほどみじめになる。それでも、毎日毎日、頑張って繰り返す。失敗しては怒られての毎日。そんな忍耐力が、大人の私たちにあるでしょうか。


そう思うと、子どもを叱ってばかりもいられないですね。むしろ、その忍耐力に学ばなければなりません。子どもに向かって言ってませんか? 「一人でできるよ」「頑張ってやってみよう」 それと同じセリフを、今の自分にも言ってはどうですか。


できないできないと言うのではなく、習慣になるまで無意識にできるようになるまで繰り返すしかない。子どもの頃はそれをやってたんです。子どもが大人を見て、「一人で服を着れるなんてすごい才能だ!」そう言ったとしたら、大人の私たちは笑ってしまいますよね。


同じなんですよ。他人を見て、「あの人は才能がある」 そう言ったところで、笑われるだけです。やればできるんです。忍耐ができないだけです。努力して習慣にする、それが生きるために必要なプロセスだったんです。



華やかな生活なんて、ない

日々の生活は、習慣の連続

「ぼくの経験からいうと、ほんとうに創造的な人々の仕事の習慣はきわめて平凡で、とくにおもしろいところはない」(作曲家ジョン・アダムズ


華やかな生活にあこがれてしまいますね。SNSを見ると、皆、キラキラしてる。自分もそうなりたい。他人の姿を見ると、落ち込んでしまったり、焦ってしまったりすることもあります。


だけど、華やかでキラキラしてて充実してて楽しい毎日で・・・なんて、幻想です。たいていの人は、同じことを繰り返しています。


「インスピレーションが湧いたら描くというのはアマチュアの考えで、僕らプロはただ時間になったら仕事に取りかかるだけ」(画家チャック・クロース)


成功している人も、有名な人も、皆、そうなのです。やるべきことを今日もやる。どんなに立派な仕事も、毎日コツコツと積み上げているんですね。一気に駆け上がることを夢見るよりも、日々の習慣を大切にする。地道で平凡なんです。


キーストーンハビット(要となる習慣)

習慣の中には、「キーストーンハビット」と呼ばれる習慣がある。その習慣を身につけることで、他の習慣にドミノのように好影響を及ぼしていく「要」となる習慣のことで、片づけ、運動、早起きすることなどが代表的だ。


片づけ・運動・早起き。やりたいことがない人、何をしていいかわからない人は、まず、ここから始めてみるといいですよ。早起きで何が変わるかと言えば一日が長くなることです。たくさんのことができます。健康にもなります。そして、長い間、人類の習慣でした。


祖先の日常の活動とはこうだ。夜明けとともに起き、日が沈めば休む(睡眠)。長すぎない時間、狩りをしたり食べ物を集めるために移動し(仕事、運動)、自然や、年長者から教えを受け(学び)、歌ったり踊ったりする(趣味、芸術)。


昔ながらのやり方には、祖先の知恵が詰まっています。古い習慣からも、豊かに生きるコツが見えてきます。


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~まとめ~

意志よりも習慣
子どものような忍耐力で、習慣化しよう




ぼくたちは習慣で、できている。

ぼくたちは習慣で、できている。