ichigo's blog

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過去を振り返らない方法とは〜言葉の力で記憶を変えよう

201冊目で私が一番伝えたかったこと



ベストの選択とベストの結果の集積としての現在にもっと自信を持ちましょう。現在はベストの選択がもたらしたベストの結果です。


過去のことで、
いつまでも
くよくよしていたら
新しい一歩が踏み出せません。


過去の出来事を
どう解釈するのか、
それは、
現在と未来の自分を
左右します。


「201冊目で
私が伝えたかったこと」


この本は、
著者がこれまでに出版した、
200冊の本の内容を
整理したものです。


そのなかでも、
過去の解釈方法が
印象に残りました。



過去は忘れられない

記憶は、能力の一つ

そもそも人間は嫌な記憶ほどよく思い出すようにできているのです。特に強烈な怒りや悲しみなどの情動を体験したとき、人間の脳はそれをことさら記憶に刻み込もうとします。


「くよくよするな」と
よく言われますね。


過去を振り返っても
仕方ないと。


そんなとき、
後ろ向きな自分に
嫌気がさしたりします。


なぜ自分は
こんなふうにしか
思えないのだろうと


自分を責めてしまったりも
するものです。


ですが、


責める必要はありません。


なぜなら、
脳の仕組みが
そうなっているからです。


嫌な出来事から学習をしないと
生き残れなくなります。
種の保存としての
大切な機能ですね。


毒キノコで
ツライ目にあったことを
忘れてしまったら、
何度もキノコで
命の危機にさらされます。


命を守るために
記憶という機能が
発達しているわけです。


だから、
過去を振り返って
くよくよしたとしても、
それは自然なことです。


別に、
自分を責める必要は
ないのです。


また、他人に対しても、
「なんて後ろ向きなんだ」と
責めるのはやめましょう。


脳が正常に働いているんだ
そう見てあげてください。


「過去を振り返るな」
そう言われて
すぐに納得できるほど、
簡単なものではありません。


それに、
「自分はダメダメだ~」
そう思いたいわけですよ。


そんなことないよと
言われたいわけでもなく、
ただそう思っていたいんですね。


だから、
わざわざ
振り返っちゃいけない!
なんて、


思うこともないです。


ダメダメな自分で
生きてみるのも
有りです!


記憶を書き換える

つらいとか悲しいとかいった嫌な記憶が前頭前野(人間の中で最も進化した脳)に一つの認識パターンとして作られます。これにより、「どうしても許せない」「思い出すだけで震えが止まらない」といった、トラウマが生み出されることになるのです。


記憶が消えないとしたら
どうしたらいいでしょうか。


実は、記憶は
書き換えることが
可能だったんです。


考え方が変わるとか、
性格が変わるのは、
脳が書き換わったからです。


「脳はだまされやすい」
そんなことも
よく聞きますね。


だまされやすいんです。
きっかけさえあれば
あっけなく、
書き換わってしまいます。


例えば、
犬に咬まれたトラウマが
あるとして、


犬による死亡事故は
4、5件に過ぎないという情報を、
インプットすることで
トラウマが消えることも
あるそうです。


大したことではなかったと、
記憶に対する解釈が
変わるからですね。


そして、
インプットする情報は、
真実である必要もないのです。


あれを選んでたら
大変なことになってたと、
自分で自分を
納得させてしまいましょう。


認識パターンを変えるのです。


脳が書き換われば
行動が変わります。
反応も変わります。


脳はだまされやすい


その特徴をうまく使って、
幸せに生きていくほうが
価値的です。


現在は、ベストの結果

「私はあのときベストを尽くした」「私はすごい人間だ」というように、「今ーここ」にいる自分を堂々と肯定する癖をつけることです。


自分はベストを尽くした。


それは、
自分への思いやりです。


今がベストな状態。


それは、
自分への肯定です。


思いやりと肯定の気持ちで
生きていけばいいんです。


一番大切で、
幸せになってほしい人は
自分なんです。


「ベストな選択」


それを
言ってあげましょう。


誰も責めてません。
責めてるのは自分です。


「あのときこうしていたら・・・」という別の選択肢の存在に気がつくのは、過去の自分ではなく現在の自分です。
過去の自分には異なった選択肢はなく、だからこそそれを選択することができなかったのです。


そう、
気づいてるのは今ですね。


つまり、今の自分は
そう思うけど、
過去の自分は
そうは思わなかった。


当たり前です。


子どもには
大人と同じ考えは
もてません。


おもちゃを
買ってもらえないとき
床に寝転んで
泣き叫んだりできるのが
子どもです。


だからといって、
今それを思い出して
くよくよします?


笑って終わりです。


過去の自分は、
今の自分と
同じ選択はできないのです。


だから、
すべての出来事は
ひとつ残らずベストの選択


床に寝転んで泣くことさえ
子どもには
ベストの選択なんです。


例外はありません。


自己否定のインプットは、最悪

最悪なのは、思い出すときに、「あのときの自分はバカだった」とか「自分が許せない」などと過去の自分を否定するようなことを心の中でつぶやくことです。


「バカだった」


過去を思い出すと
そんなセリフが
出てきますね。


その言葉、
次のように変えましょう。


「かわいかった」


未熟な者はかわいいんですよ。
子どもはかわいいですよね。


何もわからなかった自分、
間違いだらけの自分、
そんな自分は
かわいいんです。


バカだったと思ってるのは
案外、
自分だけだったり
するんですよ?


周りの人は、
かわいいなと、
微笑ましく見てくれてたり
するものです。


かわいらしいと思えれば、
「許せない」ことなんて
なくなります。


自分が発した言葉は、
脳にどんどん刻まれるので、
どんどん同じ現実が
やってきてしまいます。


バカな自分が
繰り返されるわけです。


だから、
「自分はかわいい」と
言ってあげましょうね。


どうしても
バカだと言いたければ
「バカだ~!」と
明るく叫んで
笑ってしまうことです。


アファメーション

「私はもっと大きな人間になれる。もっと多くのことができる。もっと多くを手にすることができる。まずは自分のことから始めよう。自分に語りかけることで可能性を切り開こう」


アファメーションの効果は、
よく言われてますね。


バカだバカだと
否定するのではなく、
もっと思いやりのある言葉を
繰り返し唱えていくのです。


脳は、言葉で変わります。
心も、言葉で変わります。


それくらい、
すごい能力を
人間は身につけたのです。


言葉の力を
もっと信じてみましょう。


「楽しい」と言えば
楽しくなります。


「幸せだ」と言えば
幸せになります。


私たちの人生は、
私たちが発する言葉で
できあがっているのです。



現在の記憶も書き換える

職場に嫌な人がいたら

「嫌いだ」とか「苦手だ」などのネガティブな情動に振り回されることは、あなたのゴール達成にとってプラスになるでしょうか。マイナスにはなってもプラスには絶対になり得ません。だから、そういう人がいたら「この人の重要度は低い」と決めて、それ以上のネガティブな情動は持たないようにすることです。


さて、
過去が書き換えられるのなら、
現在の情報も
書き換えてしまいましょう。


例えば、
職場に嫌な人がいるとき。


その人のせいで
エネルギーをかなり
消耗しませんか。


嫌だ嫌だと思ってると
相当なストレスになります。


そんなときも、
脳の情報を書き換えてしまえば
いいのです。


その人は、
そこまでの重要な人物なのか?


私のボーナスを左右するほど?


国の政治を動かして、
消費税を変えるほど?


そもそも、
私の人生を不幸に陥れるほど
重大な力を持っているのか?


そんな人物ではありません。


それを、脳に、
判断させればいいのです。


この人は重要人物じゃない。
どうでもいい人。
生存の危機とは関係ない。


真実であるかどうかは
どうでもいいのです。


脳がそのように判断すれば
情報が書き換わります。


そもそも脳は、
この人は敵か味方か?
自分は死ぬのか生きるのか?
闘うべきかどうか?


それを常に判断します。
太古の昔から
変わらないのです。


嫌な出来事に遭遇したら
試してみましょう。



~まとめ~

自分が発する言葉で、
脳は書き換わる
ベストの選択をしてきたと自分で決めよう