ichigo's blog

気軽な日記ブログです

ちょっと待った!その直感、大丈夫?~思い出せないことに真実がある

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている



あなたは、あなたの人生の最高経営責任者だ。
あなたは、あなたの人生の経営判断を、是が非でも間違えるわけにはいかない。 だから、 自分の人生の選択をするときだけは、徹底的に思考の錯覚の汚染を除去して、研ぎ澄まされた直感と論理的思考で、本当に正しい判断をしなければならないのだ。


誰もが、
錯覚をしながら
生きています。


その錯覚を、
有効に活用すると、
仕事にも役立ちます。

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だけど、
人生の重大事を
選択する場合には
錯覚が邪魔をします。


「人生は、運よりも実力よりも
『勘違いさせる力』で
決まっています」より、


今回は、
錯覚の落とし穴について。


直感という錯覚に
惑わされず、
正しい選択を
したいものです。



なぜ、太陽は昇るのか?

日は昇り、日は沈む

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夜明けとともに日は昇り、
夕方になると日が沈む



「日が昇る」


「昇る」に何か、
違和感を抱くことは
あるでしょうか。


特に、
何も感じないことでしょう。


当たり前だと感じます。


でも、本当ですか?


日は昇るのでしょうか。


直感的に正しそうなことは、信じやすい

実際には地球が回っているのだが、太陽が昇ったり沈んだりすると考えたほうが、ずっと直感的に、理解しやすい。
天動説って、すごく直感的なのだ。


実は、私たちは、
地動説を習いました。


ならば、
日が昇ることが
真実ではないことを
知っているはずです。


それでもやっぱり、
「日は昇るもの」
そう思っています。


早朝の太陽を見て、
「今日も、日が昇った!」
とは思っても、


「今日も、地球がまわった!」
とは、思いません。


なぜでしょうか。


だって、実際に、
日が昇るのを見ているし。


地球がまわっていることは
実感ができないし。


かつて、地動説が
受け入れられなかった理由は、
直感的に
分かりづらかったから。


地動説を習った現代でさえ、
太陽は「昇る」と思ってます。


直感的にわかりやすいことは
真実よりも強力


直感が間違いを犯すのは、
そのためです。


脳は、
思い出しやすいもので
判断します。


だけど実は、
思い出せないことに
真実がある。


その可能性も、
捨ててはいけません。


いざ、
日の出の美しさを見ると、
地動説を習ったことなんて
思い出せないのです。



直感は、錯覚かもしれない

お金はいらないって、本当?

・勉強の苦手な人が「勉強のできる奴は心が冷たい」と思う。
・ブサイクな人が「見た目じゃなくて中身が大切だ」と思う。
・運動の苦手な人が、スポーツマンを「脳筋バカ」だと思う。
・貧乏な人が「卑怯なことを平気でやる人間が金持ちになるんだ」と思う。


これらのことは、
すべて、
脳による、ねつ造。


なぜなら、
現実を直視するのが
ツラすぎるから。


脳は、
自分の都合のいいように
情報を
書きかえるのです。


だから、
自分としては
本気でそう信じている。


国家が、
ウソの情報を流すのと
同じなのです。


そこを見破らないと
情報に踊らされます。


人は見た目じゃない
肩書なんて必要ない
権力なんてくそくらえ
嫌われたっていい


そんなセリフ、
言っていませんか?


欲しくて欲しくて
たまらないのに
手に入らないものについて、
脳はねつ造を始めます。


批判の中には、
自分の願望が
含まれている可能性が
あるんです。


現実世界におけるプラスの価値自体を、自分の脳内で否定したりしないように、注意深く自分の無意識を見張る。
「プラスの価値はすべて利用資源であって、それを否定すると損をする」と自分に言い聞かせる。


本当の気持ちを探るのは
とても困難です。
脳が書きかわってるからです。


だけど、ときには、
自分の脳を
疑ってみましょう。


普段、批判している対象を
じっと見つめてみると
自分の願望に
気づくかもしれません。


本当にほしいものなら、
ねつ造などせずに
素直になったほうが
いいです。


実力がないって、本当?

「ダメな奴はなにをやらせてもダメ」だと思われ始める。
こういう人は、「得手不得手はあるだろうけど、全体的に無能だから、どこの会社に行っても、だいたいダメだろう」とみんなに思われる。
本人も、そう思い始める。
これは一種の呪いだ。


1つが良いと、
すべてが良く見える。


それがハロー効果です。


そして、
逆ハロー効果もあります。


「ダメな人」という
レッテルを貼られると、
すべてがダメのように
思い込んでしまう。


ハロー効果が
錯覚であるように、
逆ハロー効果もまた、
錯覚です。


自分はダメ人間だなんて、
錯覚ですよ!!


「実力がないから
転職できない」


というのも、


「実力がないから
起業できない」


というのも、


みんな錯覚です。



「実力があるから」
「実力がないから」


そういう基準で
選ばないほうがいいです。


「今の会社でぜんぜん成果を出さなかった人が、転職先で管理職になり、すごく頼りにされている」なんてことも、よくあるのだ。 つまり、今の会社とポジションでパフォーマンスを発揮できていない人は、「マイナスのハロー効果」によって直感を汚染されている 可能性が高いので、その汚染を取り除いて、「環境と役割を変える」という選択肢を検討してみたほうがいいということだ。


実力なんて、実際、
誰にもわかりません。


素晴らしい成功者でさえ、
実力ではなく、
運と錯覚です。


だから、
実力がある・ないとか、
いい・悪いでの判断は
避けるようにしましょう。


それは錯覚なのです。


デフォルト値がいいって、本当?

恐ろしいことに、人間は、判断が困難なとき、自分で思考するのを放棄して、無意識のうちに、デフォルト値を選んでしまうことが多いのだ。


デフォルト値というのは、
自分の意志ではなく、
最初から選ばれてるもの。


つまりは、
現状維持のことです。


考え続けることは苦痛なので、
人は、何に対しても、
デフォルト値を選ぶことが
多いそうです。


転職するかどうか?
引っ越すかどうか?


迷ったあげく、
結局は現状維持を選ぶ。


そういうことが
多くないですか?


変化よりも、
デフォルト値のほうが
心地いいからです。


単に、
考えることを
放棄しただけであって、


現状維持が
ベストかどうかとは
別問題です。


だから、
現状維持を選ぶなら、
注意が必要。


思考放棄という
可能性も疑うべきです。


コツとしては、
「現状維持 V.S. 変化」で考え、
どちらも良さそうに
見えたときは、
現状維持を選択肢から外す


そうすると、
間違いは少ないそうです。


なぜなら、
現状維持には
ハロー効果があるから。


現状維持は、
実際の価値よりも、
プラスに見えています。


だから、
同じくらいに見えたら、
変化のほうが価値が高い。


参考にしてみてください。


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鵜呑みにするな!

成功法則は、アテにならない

注意しなければいけないのは、成功者は、「自分のやり方が正しかったから成功したのだ」というフリをしたほうが、圧倒的に得だということだ。


成功者が語る成功法則


そんな本は
たくさんあります。
私も、読むのが好きです。


でも、成功とは、
実力よりも運と錯覚。


けれども成功者にしたら、
これぞ法則!としたほうが
本も売れるし、
次の成功にもつながる。


だから、法則にしたがる。


そんな迷信をいくら実践したところで、あなたの成功確率はたいして上がらない。むしろ逆に下がる。そんなものに時間を使うより、シンプルに、サイコロを振る回数を増やすことに時間を使ったほうが、断然、成功確率は高くなる。


これは、
肝に銘じなければ
なりません。


うまくいかないと、
どうしても、何かに
すがりたくなります。


占いとか、
人気講師とか、
成功法則とか。


すべては同じ。


自分で考えることを
放棄してしまうのです。


学ぶばっかりで
数打つことを怠っては
元も子もありません。


過去は、アテにならない

我々が過去の記憶だと思っているものは、過去の記憶とは別のなにかなのだ。進化の歴史の中で、過去を正確に記憶している個体が生き残ったのではなく、生存確率を上げるのに有利になるように過去の記憶を書きかえるような個体が生き残ったのだ。


あとになって、


「最初からそう思ってた」
「そうなると思っていた」


そういうセリフを
よく聞きます。


それは、本当でしょうか?


言ってる人は、本当なのです。
本気でそう思っています。


でも、脳は、
結果が出たあとに、
記憶を書きかえるそうです。


だから、私たちの記憶は、
真実ではありません。


記憶とは、
結果が出たあとの
"改ざん" なのです。


昔は こうだった。
昔から こういう人間。


そう思うとき。


その記憶は
真実ではありません。


都合よく書きかわってます。


だから、
過去を信じるのは
やめましょう。


そこに真実はないのです。


それは、
トラウマに苦しむ人にも
朗報かもしれません。


そのトラウマ、
真実じゃないのです。


過去をアテにする必要は
ありません。


**


錯覚資産というのは、
自分に有利になるような
錯覚のこと。


ならば直感も、
自分の人生に
有利になるように
導く必要があります。


自分の脳を疑い、
本当の声に耳を傾ける。


それは、
とても苦しいものです。


わかりやすく簡単で、
思い出しやすい、
インパクトのある情報が
どうしても大好き。


脳の判断は、
真実かどうかは二の次。


考えるのが
イヤになってしまいます。


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ぜひ、
覚えておいてください。


地球の美しさに浸って
リフレッシュするときは
日は昇るという
直感で充分です。


だけど、人生の重大事を
選択するときには、
思い出せない地動説を
思い出さねばなりません。


ただし!


自分が幸せなら、
どちらを選んだって
大丈夫ですけどね!



~まとめ~

思い出しやすい情報に
振り回されすぎ!


思い出せない情報の中に
真実は隠れているもの。




人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている