ichigo's blog

いろんな生き方を考えてみるブログ

直感を信じて生きていこう!~ただし、認知バイアスにご用心。

自分では気づかない、ココロの盲点 完全版 本当の自分を知る練習問題80 (ブルーバックス)



脳を知れば知るほど、自分に対しても他人に対しても優しくなります。そして、人間って案外とかわいいなと思えてくるはずです。


自分に見えているものと、
他人に見えているものは
違う。


その理由は、
脳の仕組みにあります。


「自分では気づかない、
ココロの盲点」


この本には、
様々な認知バイアス
具体的な例とともに
紹介されています。


直感とは何か。
本当に信じていいものか。


今回は、
それを見てみます。



認知バイアス

認知バイアスとは、思考のバグ

認知バイアスとは、脳が効率よく作動しようと最適化を進めた結果、副次的に生まれるバグなのです。


脳は、
今の、目の前の現象を、
見てはいません。


検討も分析も
していないのです。


では、何をしているか。


過去の記憶から
似たような情報を
取り出してきて、
当てはめているのです。


インターネットの
キャッシュ履歴と
似ています。


一から読み込むのは、
時間もエネルギーも使い、
とても大変なこと。


だから、過去の履歴を、
そのまま取り出せるように
したわけです。


それによって、
瞬時の閲覧ができます。


スマホやネットに
慣れてしまったら、
そのスピードが
当たり前になりました。


ブラウザを一度閉じたり、
履歴を削除したりしたあと、
もう一度開きたくなって
後悔することがあります。


閉じなきゃよかった、と。


待機時間に
イライラしてくるのです。


脳も同じです。


以前に見たもの、
経験したこと、
怖かったことなどは、


取り出しやすい場所に
履歴を残しておく。


つまり、
私たちの判断とは、
過去の履歴なのです。


野生の世界では、
敵か味方かを瞬時に
判断しなければなりません。


そのために
発達した機能です。


具体的な例を
見てみましょう。


図A

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図Aは、
左の図も、右の図も、
人間の大きさは同じです。


コピーして、ちょっと位置を
ずらしただけです。


さて、
どのように見えますか。


背景は真っ白ですが、
きっと、
何かが見えるはずです。


上下の位置関係だけが異なっています。ところが、脳はそんなふうに論理的には分析しません。直感的に状況を読み解きます。


何かが見える


それが


直感


何もないのに、
何かを感じる
何かが見える


それが、履歴なのです。


どうでしょうか。


図B

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見えた何かを
あえて図にすれば、
たいていは、
図Bになると思います。


背景は、
道路なのか、公園なのか


その違いはあっても、
遠近が見えたはずです。


成長するにつれて人生経験が豊富になります。すると反射的解釈が正確かつ迅速になり、生きるのが楽になります。これこそが直感がもたらす最大の恩恵です。


経験から判断すると、


〇〇のときは、
▲▲である。


その履歴閲覧を
脳は、瞬時に、
おこなっています。


無意識なので、
私たちに自覚はありません。


だから、
何となくこう思う
理由は分からない


理由はわからなくても、
その直感は合っています。


そして、
何も考えずとも
行動できるようになるわけです。


実を言うと、
いちいち考えて判断していたら、
とてもじゃないけど
生きていけません。


パソコンのフリーズと同じです。


いちいち
エネルギーを使うのは
無駄な浪費です。


その能力によって、
快適に生活できている。


だから、
直感を当てにしていい。


パッと決めたことに
間違いは、ほぼありません。


ただし、ごくまれに、
例外もあるわけです。


確率は少ないですが、
履歴には無いもの。


そこには、弱いのです。


図C

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図Cのような発想、
持てましたか?


遠近ではなく、高低です。


背景をなくせば、
図Bも、図Cも、
図Aになります。


図Cのイメージを
持てなかった人には、
ビックリであり、新鮮ですね。


もしかしたら、
先に図Cを考える人も
いるかもしれません。


そういう人には、
図Bのほうが
驚くのでしょう。


例えば、スポーツ選手で、
常に表彰台を
イメージしている人。


モノに乗るのが大好きで、
そういう遊びを
毎日している子ども。


そういう人なら、
もしかしたら、
遠近よりも、高低を
思い浮かべることも
あるでしょう。


要は、
日ごろから何を考え、
何を重視しているかです。


直感にしたがっているだけでは、この背景にはほぼ思い至りません。こうした想定外の前提が背後にある場合、認識と事実にズレが生じることがあります。これが「認知バイアス」です。


図Cのような状況は、
脳は判断できないので、
選択肢にも
あがってきません。


ただし、
それは例外であって、
ほとんどの場合、
図Bで問題ありません。


だから、
直感に従って大丈夫です。


統計学のようなものです。


確率の多いものを
脳は指示してくれます。


自分にとって、
それが一番いい。


なので、
直感を信じましょう。


ただ、
図Cという選択肢もある。
その自覚だけは、
もっておくべきです。


今の自分には
見えてないモノがある


それがわかると、
自分の考えが一番だという
幻想がなくなります。


脳は、
自分が経験したこと、
自分が重視したこと、
それしか見ません。


重視したことだけを
履歴に残し、
履歴だけで判断する。


だから、
経験してることが違えば、
同じものを見ていても、
見えてるものが違います。


なぜ、わからない?
なぜ、そうなる?


そんなふうに
他人が理解できないのは、
履歴が違うからです。


経験してきたことが
まったく違うのです。


今の状況や事情は、
まったく関係ありません。



他人の非常識は、自分の常識

シマウマのシマは何色?

シマウマのシマ模様について聞きました。
どちらの答えが多いでしょう。

①白地に黒シマ模様
②黒地に白シマ模様


さてさて、
シマウマのシマは、
何色でしょうか?


シマウマを描くとき、
何色から描き始めますか?


これにも、
認知バイアスがかかります。


本当に、正しい答えを
言えるでしょうか。


しばらく考えてみましょう。


自分の世界こそ自分のすべてです。いや、厳密に言えば、自分の脳内世界以外の「世界」は知る由もありません。だから脳は、残念ながら、自分が正しいか間違っているかを、ほかと比較しながら判定することはできません。


きっと今、
シマウマのシマは、
「〇色以外にない」と
思っているでしょう。
当たり前だ、と。


でもその正しさは、
自分の脳内に限ります。
範囲限定なのです。


脳は、
脳の外の世界を知りません。


自分が、今までに
実際に経験したこと


そこからし
判断できないのです。


だから、
正しいかどうかなんて、
まったくもって
わかりません。


客観的に、冷静にと、
どんなに心がけてても
難しいものです。


シマの色は、人によって違う

日本人にとってシマウマは「白地に黒シマ」ですが、黒人に同じ質問をすると「黒地に白シマ」という逆の答えが返ってきます。黒い肌に白ペイントで化粧をする文化圏では、発想が逆転するのです。


シマウマは、
白地に黒シマですよね。


だけど、
アフリカでは違うそうです。


認知バイアスとは
そういうことです。


経験してないことは
わからない。


すべては経験によって判断し、
それが正しいと思っている。


日本にいれば、
白に黒シマが大多数の意見です。


だから、ますます、
それしか見えない


自分の経験と、
環境に、左右される、
ということです。


「正しさ」とは、その考え方にどれだけ長く慣れ親しんできたかで決まります。だから、私たちの正しさの基準は、個人や社会が異なればあっさりと崩壊します。


だから、
他人の立場に立つなんて、
無理なんです。


そもそもの経験が違います。
見えてるものが違います。


本当に理解しようとしたら、
同じ経験を
してみるしかありません。


そういう意味で、
視野を広げるために
いろいろやってみる

というのは、有効です。


やってみなければ
見えるものが
変わらないからです。


だけど、
考えてみてください。


すべてを経験するなんて
不可能ですね。


時間にも、体力にも、
限界があります。


だから、
経験の中から判断する。


確率的には
それで問題ないでしょう。


実際のところ、私たちの「勘」は有益です。ほとんどの場面で、反射的に浮かんだ「直感」を信じて問題はありません。


他の選択肢もあることを
視野に入れつつ、
あとは、勘に頼る。


結局は、それが一番。


そして、他人も他人で、
自身の経験だけで
判断している。


それがわかれば、
「なんで、あの人は・・・」
という気持ちも
少しやわらぎそうです。


同じ場所にいても、
違う世界を見ているのですよ。


次回へ続く。

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~まとめ~

直感に従おう


ただし、視野を広げたければ
いろいろな経験をしてみよう