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楽観と悲観に大した差はない~成功するのは思いやりのある人

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する



うまくいかないときには、自分を許すことに心を注げばいいのだ。


楽観主義には、
夢と自信がある


悲観主義には、
正確な分析がある


結局、どっちがいいのか?


どっちも大事な要素であり、
二択で選ぶには
無理があります。


もっとポジティブになれ!
と言われても、
自分のやり方を
貫いたっていいんです。


もっと現実的になれ!
と言われても、
夢を追いかけたって
いいんです。


では、必要なことは何か。


それが、


自分への思いやり


英語で言うと、


セルフ・コンパッション


悲観でも楽観でもいい
自分を思いやり、
自分を許すこと。


それが、
成功への第三の道


どんな自分だって
いいんです。


「残酷すぎる成功法則」より、
これまでは、
楽観主義、悲観主義
それぞれの良さをみました。


今回は、
自分への思いやりについて
見てみます。



セルフ・コンパッション(自分への思いやり)

自分への思いやりレベルを高める

自分への思いやりのレベルが高い人は、現状認識も正確であることが明らかになった。彼らは自分自身や世界を正確に把握していたが、だからといって失敗したときに、自己を責めることもない。


楽観主義の強みは、
どんなときも明るく、
自分を責めないこと。


悲観主義の強みは、
正確に把握すること。


どちらも一長一短。


ただし、
自分への思いやりレベルが
高い人は、
その両方を備えていた!


そのことが、研究で
わかったそうです。


だから、人への励ましは、
「前向きになれ!」でも、
「現実を見ろ!」でもなく、


「自分に思いやりを持て!」


これが一番いいんです。


だって、
どんな自分にも、
長所があり
短所がありますからね。


私たちの人生の目的は、
別人になることでは
ないはずです。


思いやりとは、許すこと

自分を許している人びとの脳を調べると、他者を思いやるときに活性化するのと同じ領域が活性化していることがわかる。また、夫婦が良いパートナーかどうかの判断材料としても、自尊心よりセルフ・コンパッションのほうが優れていると評価された。


なんと、
パートナーシップの秘訣も、
お互いが、
自分自身を許していること。


自分を許せないと、
他人も許せなくなります。


自分を許して、
自分に優しくできる人は、
他人にも優しくできます。


セルフ・コンパッションの人は、
良好な人間関係を
築くことができるのです。


自分を許す=他者への思いやり


脳の働きとしては、
その2つに区別がないのです。
不思議ですよね。


だから思いっきり、
自分を許してあげて
いいんですよ。


思いやりのメリット

調査によると、自分への思いやりは、幸福感、楽天主義、個人の主体性、他者とのつながりによる充足感と強く結びついている。さらに、不安感や抑うつ感、神経症的な完璧主義、反芻思考などの緩和とも大いに関連している。


自分を思いやると、
メリットが
たくさんあります。


幸せを感じる
明るくなる
主体的になる
他者との関係が良くなる
不安やウツが緩和される


いいことずくめですね。


思いやりがないほうが
いい理由なんて、
何一つありません。


自信の効果の一つは、あなたを幸せにすることだ。ところがセルフ・コンパッションも同じ効果をはたす。しかも、自信がもたらすような弊害はいっさいない。  


自信があるのは
いいことですが、
デメリットがあります。


自信過剰は
嫌われてしまうんです。


向上心も、
減る可能性があります。


セルフ・コンパッションは、
自信と同じ効果がありつつ
デメリットは一切ない。


だとしたら、


「自分に自信がない」


そこで悩むよりも、


「自分に思いやりがない」


そこで悩むべきなんです。


自信があるかどうかは、
どうでもいい。


思いやりがあるかどうか、
そっちのほうが
よっぽど重要!



自分を信じることは素晴らしいが、自分を許せることはもっと素晴らしい

自尊心は、ときに厄介

「自尊心は、男女を問わず厄介な病である。つねに条件付き」だからだ。片や、自分への思いやりがある人は、たえず自分を証明する必要にも駆られず、また、調査によれば、「敗北者」だと感じることも少ない。


自尊心
プライド
自信


それらは、
とても大事なことであり、
厄介なことでもあります。


条件付きだからです。


○○ができる
○○を持っている
○○な自分


いつも、
自分に条件を付けています。
そこで判定しています。


じゃあ、
それがなくなったら?


自尊心が傷ついた
自信がなくなった


「傷つく」のも、
「なくなる」のも、
何かを持っているから。


何かの「形」があるから、
「傷」がつくし、
「なくなる」ことが
生じるわけです。


だから、
自信が「ある」「ない」
とか、


自尊心が傷つかないように
とか、


すごく疲れるのです。


自分を守ろうとする、
保身にすぎません。


それよりも、
思いやり。


自分を何かで、
飾る必要もなければ、
証明する必要も
ありません。


ただ、
思いやればいいんです。


自分を許すほうがいい

自分を実態以上に大きく見る必要はないし、そうしないほうが望ましい。現実拒否に陥ったり、嫌なヤツになったりしたくない。つねに学び続けたいが、目標に届かないときに自己嫌悪に陥りたくもない。妄想に翻弄される自尊心や、たえず自己の価値を証明する行為とはおさらばしよう。  
そのかわり、自分に思いやりを持つ。


自分を大きく見せると、
ウソがばれるのが
怖くなってしまいます。


結果、
演じ続けることになるし、
心の平穏がありません。


自分を思いやり、
自分を許せば、
何をしても
自己嫌悪にならない。


自分の存在理由を
アピールする必要もない。


どんな自分も許す。
どんな欠点も許す。
どんな失敗も許す。


そのほうがよっぽど、
心の平穏は保てます。


結果、余裕が出るので、
うまくいき始めるかも
しれません。


証明しようと
躍起になっているより、
自分を許して
穏やかな気分を保つ。


周囲に与える印象も、
ぐっと良くなりそうです。



第三の道を獲得しよう

楽観でも悲観でもいい

あなたが自信満々なとき、自分の認識に合わないフィードバックは無視しがちではないだろうか?自信がないときは問題に目を向けるが、それを克服する試練に堪えられそうにない。


自信があるときは、
他者の言葉が
耳に入りません。


自信がないときは、
冷静だけれども
気分は沈みがちです。


楽観にも悲観にも、
弱点があるのです。


だから、
どっちがいいか?を
考えるよりも
第三の道を。


傲慢な自分にも、
憂うつな自分にも、
思いやりをもって
接してあげること。


そんな自分を
思いやってしまって
いいのだろうか。


そんな不安も
わいてきます。


だけど、
思いやりのほうが
心は確実に変化しますよ。


自分を責めていては
変われないのです。


自分の良さを発揮する

最善の策は、自分でない者を装うのではなく、自分の一番いいところを見せることに集中することだ。
『最善の自助努力が真の自分を明らかにする──ポジティブな自己提示こそが、より正確に人格を印象づける』と題した研究では、次のような結果が得られた。役を演じる必要はない。ただ最高の自分を見せること。そうすれば人びとは本当のあなたを見るだろう。


結局のところ、
自分が今、
もっているものを
最大限に発揮する。


そこに
心を砕くことです。


ないものを
あるように見せたり、
あるものを
責めたりしない。


別人になるのでもない。


今の自分の良さ。
そこを
大切にしてください。


それが一番強いのです。


無理して
楽観的になったり
無理して
現実を見ようとしたり


心底そうしたいなら
別ですが、
そうでない場合は、
何も得られません。


ポジティブな言葉で自分に語りかけよう。しかし信じてもいない意欲を引きだす言葉や、無理のある褒め言葉で自分に拍車をかけるのではなく、ただ穏やかに、優しく自分に話しかけてみよう。


やはり
見せかけではなく、
真実の言葉のほうが
パワーがあります。


悲観でも楽観でも、
ありのままに
語ることですね。


「無理のある褒め言葉」
心当たり、ありませんか?



~まとめ~

悲観でも楽観でもいい
もっと自分を思いやろう

セルフ・コンパッションの道を。




残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

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