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実は悲観主義も成功しやすい~楽観と悲観、どっちが有利か?

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する



驚いたことに、ものごとを予測するうえでは、抑うつ的な人のほうが正確だという見方がある。


人は本来、
ポジティブなものが
好きです。


子どもは皆、
未知なる世界に
ドキドキワクワクします。
それが自然な姿です。


ただし、
成長の過程で
気づくわけです。


ポジティブだけでは
ダメだということを。


大丈夫だと思ったのに、
ダメだった。


そんな経験を重ねて、
もっと冷静にならなきゃと
学習をしたのです。


そして、
その見解は正しいです。


ネガティブな人とは、
学習と分析を重ねた人。


楽観主義だけでは
現実を見誤ってしまいます。


「残酷すぎる成功法則」


前回は、
楽観主義の良さ・悪さを
見てみました。

ichigo-it.hatenablog.com




今回は、
悲観主義について考えます。


結局は、
楽観主義と悲観主義
どっちがいいのか?


それを、
研究結果から
考察してみましょう。



自信は、なくても大丈夫

道を究めるには、自信よりも冷静さが必要

何の道であれ、究めるには自分自身が最も厳しい批評家になる必要があり、出発点から自信満々だと、それがほぼ不可能になってしまう。


例えば、
勉強しなくても
成績の良い人。


努力をしないため、
それ以上、伸びない。


そんなことが
よくありますね。


逆に、
自信のない人、
劣等感のある人、
そういう人は
必死に努力をするので
突然、才覚を現す。


そんなことも
ありますね。


自信がなくて、
自分に厳しい。


そのほうが、
一つの道を究めるのには
有利だということです。


自信満々でいる必要は
ありません。


私たちは、確信がないときのほうが、新しい考えを柔軟に受けいれ、受動的にも能動的にもアンテナを広く張って新たな情報を求める。


何もわからないと思えば、
謙虚になりますね。


わからないから学ぶ。


これが、
大抵のことは理解した。
そう思うと、
謙虚に学ぶことが
難しくなっていきます。


だから、
悲観主義のほうが
伸びしろがあるのです。


落ち込みながら、改善する

批評眼を持ってものごとに取り組めば、自分の欠点を見つけて落ち込むこともある。しかしそれはまた、改善への一歩である。ある心理学的調査によれば、ネガティブな感情は学習意欲を生むという。


悲観主義の弱みは、
やはり、
気分の落ち込みですね。


それは、
自分の欠点を
自覚するからです。


自分に厳しい。
自分を責めてしまう。
自分の欠点が許せない。


それだけ、
改善しようという意志が
あるということです。


だから、
改善策を考えれば
いいのです。


才能を発揮しましょう。


「学習」という点では、
楽観主義を上回ってます。



悲観主義は、リーダーに好ましい

謙虚な人は、好かれる

「貴殿が正しく、私が間違っていたことを、ここに個人として認めたいと存じます」(リンカーン
調査によれば、こうした謙虚さは報われる。弱みを示し、自分を過小評価する上司は最も人気がある。


リンカーンは、
謙虚な人だったそうです。
それゆえ、
偉大な大統領として
たたえられています。


自分の間違いを認めるのは、
上の立場でいるほど
難しいものです。


自分はできている。
そう思いたいです。
下の人に謝るのも
プライドが許しません。


だけど、
悲観主義の人・謙虚な人は、
余計なプライドを捨てて
素直に謝れる。


だから好かれるのです。


ポジティブもいいけど、
ネガティブの低姿勢もまた、
人から好かれる。


変な自慢話もないし、
強いこだわりもない。


柔軟性があるし、
下の者にも気遣いができる。


話しやすくて
いいリーダーなのです。


人の話を聞ける人は、好かれる

自責の念を抱く人は、同業者から好ましいリーダーとして見られる。また、アメリカ海軍での調査では、人望のあるリーダーは、民主的で、話をきちんと聴く技能にすぐれた人物だった。


とても低姿勢で、
自分が話すよりも
人の話を聞く。


そんなリーダーも、
見かけます。


頼りなさを感じる一方、
親しみやすく、
好感度も高いものです。


ぐいぐいと、
皆を引っ張る、
カリスマ的なタイプ。


そういう人は、
とても力があって
魅力を感じますが、
周囲が疲弊することも
しばしばです。


ポジティブすぎて
ついていけないのです。


ネガティブを否定するので、
落ち込んだときに
相談がしづらい。


それよりも、
穏やかに包んでくれる人。
なんでも安心して話せる。


そんな物静かで、
ネガティブな人も、
実は人気があるわけです。



自信が不足気味なほうが、道を究めるのに必要な意欲と手段を得られ、人びとから好感を持たれる。だが、気分は沈みがちで、他者から能力を低く見られるようなシグナルを送ってしまいがちだ。


自信満々な人より、
謙虚な人のほうが
好感がもてます。


その一方で、
頼りなさや
物足りなさも
感じてしまうものです。


そして、
自信のない態度は
能力を低く見られます。


この人で大丈夫かな?と、
周りも不安になるのです。


何より、
常に憂うつな状態でいると、
身も心も暗くさせます。
やはりツラいですね。



悲観主義は、憂うつ

落ち込みやすい

悲観主義者の心のつぶやきは、もっと正確で現実的で、その結果、彼らは落ちこむことになる。真実はときに残酷だからだ。
弁護士がほかの職業より三・六倍もうつ状態に陥りやすいのも、おそらく同じ理由からだろう。


悲観主義の良さは、
現実的で、
冷静に分析するところ。


だから、
楽観主義よりも
正確です。


ただ、
それが余計に、
気分を落ち込ませます。


現実は残酷なのです。


弁護士さんに
ウツが多いというのには
驚きました。


現実を見れば見るほど
イヤになって
しまうのでしょうか。


楽観主義は
現実がどうあろうと
夢を信じて進む。


気分がまったく
違いますね。


ロースクールで優秀な成績をおさめるのも悲観主義者のほうだ。言ってみれば仕事で業績をあげてくれる特性そのものが、彼らを憂うつにする。


現実的でクールだと、
冷たい人だと思われます。


勉強も仕事も
優秀な人が多いけれど、
なぜか冷たく感じる。


現実的すぎると、
社会的には
良い結果が出せても、
心は憂うつになる。


注意が必要です。


燃え尽きやすい

自分の職に対する悲観的な態度は、燃え尽き症候群につながるのだ。「どうにもならないし、私の手には負えない。いつまでたっても状況が良くならない」と。  
困難に耐え抜けばいいじゃないか、と思うかもしれないが、悲観的な心理状態にある人にとって、成功を成し遂げるのは非常に難しい。


データを見て、
統計からみて、
やはり無理。


そんなとき、
冒険をしないのが
悲観主義です。


冷静に分析ばかりを
していると、
楽しめなくなります。


夢をもてないから、
ワクワクした気持ちも
なくなります。


そして、
燃え尽きてしまう。


行動をしなくなるから、
成功できない。
ということなのでしょう。


夢をもてないというのは、
つまらないものです。



気分を上げるには、やはり楽観主義??

好意は得られる。敬意は得られない。

自信のレベルが高ければ人びとを強く印象づけられるが、ひんしゅくを買う。自信のレベルが低ければ好感を持たれるが、敬意は得られない。矛盾しているように思える。


悲観主義でいると、
気分が落ち込みます。


気分を上げるためには、
やはり
楽観主義でいるほうが
いいですね。


だけど、
傲慢になって
嫌われる危険性も
あるわけです。


現実を直視できない
可能性も出てきます。


悲観主義でいると、
尊敬はされても、
頼りないと
思われるかもしれません。


結局、
どっちがいいのか
わかりませんね。


楽観主義と悲観主義とを
うまく使い分けるしか
なさそうです。


ただ、
どっちでもいいという
答えでは、
何も変えられません。


私たちは一体、
どのような行動を
選択すればいいのでしょう?


実は、
素晴らしい秘策が
載っていました。


それが何かと言うと、


楽観主義か悲観主義かという
二択から離れること
です。


第三の道を選ぶ


楽観主義・悲観主義
2つだけではありません。


道はもう1つあったのです。


その話はまた次回。



~まとめ~

憂うつな状態では幸せになれない


楽観主義か悲観主義かの二択ではなく、
第三の道を模索しよう!




残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

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