ichigo's blog

1日1冊の読書で何が変わるかを検証しています

大人の嫉妬はわかりにくい!苦しみの原因は自分の外に在ります

f:id:ichigo-it:20190103102732j:plain:w600



「自分が悪いのではないか」とか「自分が〇〇をしたから〇〇になったのではないか」と意識で判断してしまう感覚こそ、万能感です。「問題の原因が自分にある」と考えることは、かえってとんでもなくおこがましいことだと自覚しましょう。


原因は自分にある。そう思って、苦しんでいませんか。実は、原因は自分のる。外を見ていきましょう。外に在ります。では、外に何が在るのか?それは、他者からの「嫉妬」


前回は、快・不快で選ぶことと、万能感について。
ichigo-it.hatenablog.com


『やる気が出ない』が一瞬で消える方法
「やる気が出ない」が一瞬で消える方法 (幻冬舎新書)



最大の原因は、嫉妬

嫉妬のせいで動けなくなる

まず大前提として、他者からの嫉妬を受けている可能性があると認めることです。いま動けない・無気力な状態なのは、自分の心が弱いから、自分が怠けものだからだと考えるのではなく原因が外にある可能性を考えることです。


人といると、違和感を覚える。何となく苦しくなる。責められている感じ。何もしたくない。


そんなとき、それは、あなたのせいではありません。その原因は、他者からの嫉妬。原因は外に在ります。


誰かに嫉妬されているってことです。どんなに仲の良い友人でも、大好きな家族でも尊敬できる人であっても。必ず、あなたに嫉妬しています。そうでなければ、動けなくなる理由なんてどこにもないんです。


子どもはわかりやすい。


目立つ子は嫉妬されます。ひいきされる子も嫉妬されます。嫉妬を前面に出してきます。だから人は、目立たないように、ひいきされないように、わざと自分を殺してしまうのです。そうやって無気力になっていくんですね。


子どもはわかりやすいのですが、大人になると、わかりにくくなる。皆、表面的には、「嫉妬なんてしてない」と装っているから。


「あなたのため」と言います。
「心配している」と言います。


だから余計に、自分を責めてしまいます。


誰かに悪口を言われてはいないけれど、何となく自分を出せないとき。実は、誰かが自分に嫉妬しています。


自分のせいではない。それがわかるだけで、自信を取り戻せます。嫉妬に負けない。そう決意するだけでも、動けるようになっていきます。


覚えておいてください。大人の嫉妬はわかりづらいのです。ニコニコしながら話を聞いてくれる人も、嫉妬はしているものです。周りは皆、いい人なのに、自分だけがおかしい。そんなことはないのです。


嫉妬は発作。よくあるもの。

嫉妬は動物的な反応で、発作です。母親が子どものことを心配する思いは、それはそれで本当の思いでしょう。しかしそれと同時に、 自身ではコントロール不可能な嫉妬という感情が湧いてしまうのも、動物である以上、止められないことだ、と言えるのです。


嫉妬は正常なこと


この本では、嫉妬を「発作」と呼んでいます。どうしようもなく起きてしまうものです。止めようとして止められるものではありません。


だから、自分の嫉妬心を感じても、当たり前だと思う。他人の嫉妬心も、当たり前だと思う。自分の嫉妬も、他人の嫉妬も、自分のせいではないのです。ただの、体の反応です。


汗をかく・髪が伸びる・眠くなる・嫉妬する。すべては、同レベル。自分では制御できないもの。


嫉妬しないように、嫉妬されないように、そう思うと何もできない。つまらない人生になります。そして、人間不信に陥ります。


嫉妬を悪者扱いしない。単なる発作である。発作だから、少し待ってれば止まる。



嫉妬への対処方法

発作またぎ

過呼吸発作を起こしている人がたとえ倒れても、一切触らないようにしてもらいます(これを「発作またぎ」と言います)。


嫉妬してしまうとき、されてしまうとき、どう対処したらいいのでしょう?


著者は、「発作またぎ」と言っています。過呼吸と同じ。じっとしていれば、そのうち収まります。待つしかない。


自分が何とかしなきゃ。それは万能感にとらわれた考え方であって、余計に苦しくなります。自分には何もできない。それがわかれば、発作は静まっていきます。


自分の万能感に気づいても、「自分が何とかしなければ」などと思わず、ただただ、流して(またいで)いってください。そうしているうちにだんだん、すべての事象は自分が回しているのではなく、事象のほうが自分を回していることが見えてきます。


頑張らなきゃと思うけど、やればやるほど空回り。そんなこと、ありますよね。「自分が」やらねば。「自分なら」できるはず。それは万能感なんです。


そんなときこそ、発作またぎ。自分は無力な存在なんだということを受け入れてください。


孤独をわかってあげる

相手の目の奥にある孤独をこちらが見つめれば、嫉妬の発作は打ち消されていくでしょう。つまり誰かがその孤独を受け取ってあげることで、孤独はフィードバックされて打ち消されていくのです。


嫉妬はなぜ起きるのか。


それは、他人ばかりが優遇されてると思うから。つまり、自分が無視されている。自分を見てもらえない。そんな孤独感があるのです。


人の幸せをうらやむのは、自分が不幸だと思うから。人の幸せを見ると、どうしようもなく、孤独感に包まれてしまいます。それは発作なんです。珍しいことではありません。悪いことでもありません。


だから、その孤独感を見てあげれば、相手は安心するのです。嫌いな人に嫉妬されたら無視するしかないですが、好きな人に嫉妬されたら、孤独を感じてあげましょう。それだけで解消するかもしれません。


みんな孤独だということを感じることです。自分だけが無下に扱われていたり、馬鹿にされていると思わないことです。自分だけでなく、みなが孤独なのだということが腑に落ちれば、発作は起きないでしょう。


どうにもできない場合なら、「皆、孤独なんだな」と自分で悟りましょう。自分の気持ちは、静まっていくはずです。嫉妬をする自分も、嫉妬をする他者も、皆が孤独なのです。その弱さを、抱きしめてあげる感覚。


不信になったり、無気力になったりするより、その強さと優しさを培えたら心が豊かになります。


できる限り、相手の自尊心を刺激しない

嫉妬とは、自分よりも下だと思っている相手が、自分より優れたものを持っていると感じることで起こります。ここから逆算して考えると、「自分のほうが相手よりも優れている」と思うことができれば、嫉妬をする必要がなくなります。


嫉妬は、するのもされるのも、とてつもないエネルギーを使う。だから、嫉妬の予防をするというのが有効です。嫉妬をする前に、嫉妬をされる前に、予防する。予防医学です。


「あなたは、私より優れてますよ。」そのメッセージを送り続けることです。例えば、親に。パートナーに。上司に。


「あなたのおかげ。」その姿勢で接することが、お互いのためになります。花を持たせてあげるのです。


自分は親より偉い。パートナーより強い。上司よりできる。そう思っているから、嫉妬の連鎖が止まらない。だから、上から目線は、結局は自分自身を苦しめることになります。


ここで大事なのは、ペコペコするとか、相手に屈するとか、そういうことではなく、嫉妬の苦しみをお互いに生じさせないために、あえて主体的に、そういう姿勢を選ぶということ。


主体的になれば、卑屈な気持ちは生まれないので安心してください。


では逆に、対等な相手や、年下に対しては、どうしたらいいでしょう?


発作またぎです。仕方ないと思うこと。嫉妬とは本来、下の者に感じるのだそうです。上の者がすごければ、尊敬や憧れになるだけ。嫉妬を感じても自分を責める必要はありません。静まるまで待ちましょう。



他者を信頼してみる

自分は無力。他人の力も借りる

人から見捨てられるかもしれないという不安を持っている人ほど、「自分で何とかしなければ」との思いが強くなり、万能感を持ちやすくなる傾向があります。他人への基本的な信頼感が薄いことで、「自分で何とかしなければ」という思いを持ち、そのことで余計に「動けなくなる」のです。


自分はできる。自分がやらなきゃ。それは、万能感。それがあると苦しくなります。そして、万能感を持ってしまう理由は、他者を信頼できないから。


他者を信じられないと、自分でやろうとします。それが必然的に、「自分が」という万能感につながっていくのです。


万能感の強い人は、「清く正しい子でいないと親に見捨てられる」「はしたないことを言ったら親に受け入れられない」というように、見捨てられる不安がもともと強かった人に多い傾向があります。


無気力感に襲われる人は、頑張り屋さんが多いです。人を頼る。弱音を吐く。そういうことが苦手なのです。だけど、人間は、そんなに強くありません。無力な存在です。


無気力になるときは、変われるとき。今までと違う方法を試してみるチャンス。


無気力と無力とは、違います。無気力は、何もできない自分と、何もできない他人を、許せない状態無力は、自分以上の存在を信じてる状態


自分には力がない、だから他者を信頼する。謙虚になるし、感謝をするし、人とのつながりに喜びを感じられる。人を信じ頼る。それが信頼です。



~まとめ~

自分は無力な存在。

もっと人を信頼してみよう。
嫉妬は可愛がってあげて。




「やる気が出ない」が一瞬で消える方法 (幻冬舎新書)

「やる気が出ない」が一瞬で消える方法 (幻冬舎新書)