こうすれば夢は必ず叶う!深層自己説得で脳を鍛える|思考は現実化する
人は自分の心の中で繰り返してきた言葉を、最終的には信じるようになるものである。
願望を叶えるためには、感情を伴った思考と揺るぎない信念が必須。信念を育てるためには、自分の脳に、繰り返し言い聞かせること!
「思考は現実化する」シリーズ
①願望実現のための6か条
②感情を伴った思考&信念
③信念とは繰り返しの考え
④深層自己説得で脳を鍛える ←今ココ
⑤改良的想像力を使う
⑥自分を信じると潜在意識が動く
⑦願望の種から芽生えるものとは
4回目の今日は、深層自己説得について。
潜在意識に働きかける
深層自己説得
「あなたの願望がすでに実現しているときのイメージ」を潜在意識に流し込むことが肝要である。
願望をすでに手に入れたときの状態をありありと思い描くことによって、潜在意識は成功への信念をますます強くする。
信念とは、「繰り返された考え」のこと。ということは、繰り返し繰り返し、潜在意識に語りかけていけば、それがいつか、自分の揺るぎない信念になるということ。それをこの本では、「深層自己説得」と呼んでいます。
要するに、自己暗示のようなもの(ただし、もっと長期的)。現代的に言えば、アファメーション。だけど、一時的な思い込みではなく、毎日毎日、強く繰り返していくことによって、潜在意識に植えつけていくというもの。それはいつしか、本物の信念に変わる。
その際、最も効果的なのは、過程(プロセス)まで書くことだそうです。例えば、障害や壁にぶつかったときのこと。こういう壁があったら、こう乗り越えようとか。たしかに、そこまで思い描ける状態なら、もう実現は間近って感じですよね。
ちなみに、脳のなかでは、強いイメージによってドーパミンが生み出されるそうです。繰り返し言い聞かせるというのは、脳のトレーニングという意味があります。
ichigo-it.hatenablog.com
それも、ワクワクしながらイメージすると、より効果的。
ichigo-it.hatenablog.com
(願望が、もしお金なら)その金額が現実の札束として目に浮かぶまで、注意のすべてを集中していただきたい。
イメージとは、実際の札束までも想像すること。強く現実味のあるイメージこそ、潜在意識を動かす。ただ漠然と思っていたのではダメってことですね。
まずは、願望をハッキリさせること
たとえば、今から五年後の1月1日までに、セールスパーソンとして一億円を貯めたいと決意したとしよう。
「〇〇年1月1日までに私は一億円を手に入れます。この金が五年の間にだんだん貯まってきます。わたしはこの金を貯めるために、最善を尽くす覚悟をしています。わたしはこの金を手に入れることを確信しています。私は確固とした信念をもっています。ですから、その金は手でさわることができるほど、はっきりと心に描くことができます」
「願望実現のための6か条」の1つ目は、願望をハッキリさせること。
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だけど、ハッキリさせるってことが、意外と難しいのです。本気でイメージできる願いなのか、それを繰り返し音読するくらい、強い願いなのか?ってこと。
例えば、億万長者になりたい!なんて、誰もが漠然と考えることはあっても、その1億円という札束をくっきりとイメージする人はいないのではないでしょうか。
1億円に限らず、自分の願望についても、そこまで強くイメージして、詳しく紙に書いて、毎日、自分に言い聞かせるほど、願っているのかどうか。そしてそれを本気で手に入れると確信できているのかどうか。
本物の願いというのは、そこまでに具体的で詳細で、強くイメージしていて、確信しているもの、ということなんです。
ほとんどの目標は、もっと甘っちょろいものじゃないですか?
それと、目標を立てるときに陥りがちなのが、現実を見据えたうえでの目標を立ててしまうこと。この状況なら○○かな、この仕事なら○○かな、今の自分なら○○かな、と。条件・状況ありきの目標になってませんか?
だけど、それは間違いだそうです。なぜなら、それでは現状維持でしかないから。だから、現状よりも、目標が優先、想像が優先。
上記の例で言えば、1億円貯める!と思っても、「でも今の仕事では無理だし」とか、「生活費もかかるし」とか、あれこれ考えてしまいますよね。
逆に、もしも自分が大企業に勤めていて、出世も目に見えていたら、「これなら1億円もいける」と思うとか。どんなときも、今の現状から逆算したうえでの目標を考えてしまうもの。
そうではなくって。まず先に、1億円貯める!と決める。それが強い信念に変わったとき、1億円を貯める方法を潜在意識が教えてくれる。それこそ、深層自己説得のメカニズム。
何かについて深く考えていると、それに似たものが目に入りやすくなるっていう話をよく聞きますよね。自分が不幸なときは、不幸話ばかりを耳にするし、幸せなときは、幸せな話しか耳にしないし。
それが「潜在意識が教えてくれる」という意味です。強い信念となったものは、実際に見えるようになるし、聞こえるようになる。だから、チャンスが飛び込んでくるというわけです。
チャンスというのも実は、自分の潜在意識が教えてくれるもの。だから最初は、何も計画がなくてもいい。まずは決める! そうすると、それに必要な情報や人がどんどん集まってくる。だから「思考は現実化する」んです。
だからこそ、何を決めるかっていうのが、けっこう難しいんですよ。決めることさえできれば、達成は確実!ってことだと思います。
そして、「最善を尽くす覚悟をしています。」っていう部分が、過程のイメージ。実際はもっと具体的なほうがいいようです。
目標は、感情を込めて読む
書き出した願望を読むとき、ただ字面(じづら)を追うだけでは効果がない。感情を込めて読んでいただきたい。実践に移すことのできる思考とは、そのようなものである。
「願望実現のための6か条」の最後6つ目は、「目標を音読する」こと。そして、音読をするときには、感情を込めて読むこと。それがコツだそうです。「感情を伴った思考」が大事というのは、目標を読むときから心がけねばならないのです。
朝晩の1日2回、感情を込めて音読すること。そして、毎日続けること。つまり、声に出し、感情を込めて、繰り返し脳に言い聞かせる。そうしてこそ、願望に信念という力が加わる。だから必ず叶う、と。
やっぱり、感情と信念がポイントなのです。願望が叶わない人は、自分の感情と信念がどういう状態なのか、そこを見つめる必要があります。素直になれてないという場合もあるし、願望自体が間違っているという場合もあります。自分が本来もっている、本物の願望と感情と信念。それがカギ。
このようなことを実行するのは、最初のうちはバカバカしく思う人もいるかもしれない。だが、そんなことは気にしないことだ。最初のうちは、どんなに抽象的で非現実的なものに思えても、ためらってはならない。忠実に、勇気を持って実行していただきたい。そうすれば、やがて精神的にも実際的にも、まったく新しい世界が開けてくることになる。
音読するのって、例え一人であっても、なんだか恥ずかしいですよね。バカバカしくも思えてくる。それでも続けられるかどうかっていうのは、そこまでの強い信念なのかという目安にもなります。
続かないのは、本物の願望じゃないからだし、強い信念にもなってないってこと。
さて、新年の目標は定まりましたか?