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内向型の有名人に学ぶ:考えすぎは「思索的」な人!目立たなくても地道に進め。

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自信をなくさないで! 考えすぎだと言われたら「思索的」なんだと思おう。思索的で素晴らしい人はたくさんいます!


外向型の人間を理想とする考えを、そのまま鵜吞みにするのは大きな間違いだ。進化論からゴッホのひまわりの絵、そしてパソコンにいたるまで、偉大なアイデアや美術や発明の一部は、自分の内的世界に耳を傾け、そこに秘められた宝を見つけるすべを知る、物静かで思索的な人々によるものだ。


「内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える」
内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)



世界は、内向型の活躍に支えられている

内向性ゆえに偉業をなし遂げた人々

内向型は、自分の能力を正当に評価するのが難しい反面、なし遂げたときにどれほど素晴らしい力を発揮するか


内向型は、その性質上、目立ちません。だって、内向ですから。だけど、目立たないだけであって、ダメだということではない。


素晴らしい能力を発揮している人はたくさんいるのです。


例えば、次のような作品を生み出した人。



ちょっと勇気が出ますね?


私たちは、内向型からの恩恵を、いたるところで受けています。


だから本当は、「外向的でなければならない」ということはない。それを、誰もが誤解しています。


もっと自信を持つためにも、この本に記載されていた、世界的な偉人の例を挙げてみます。内向型だからこそ、偉業をなし遂げられたという人々です。


エレノア・ルーズベルト

彼女はなかなか笑わず、雑談が苦手で、まじめで、内気だった。


エレノア・ルーズベルトは、アメリカの第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻。夫の政治活動を精力的に支え、自らも、婦人問題、人権問題などの分野で活躍しました。


国連のアメリカ代表にもなり、世界人権宣言の起草に積極的な役割を果たしたという、素晴らしい女性活動家です。


アメリカでは、最も尊敬されている女性の一人として挙げられるそうです。


そんな彼女も、「病的なほど臆病で内気だった。臆病と内気に身を任せて半ば麻痺(まひ)状態にあった」といいます。


内気な彼女が、精力的に活動できた理由とは、社会問題に対する使命感だったのでしょう。自分のことより他人のことを考える努力をしたそうです。


アル・ゴア

ゴアは多くの点からして内向型だ。「一〇〇人規模のレセプションやイベントに内向型の人間を送り込むと、戻ってきたときにはエネルギーがすっかり減少している。ゴアはイベントのあとには休息が必要だ」と、当時の補佐官が言っている。


アル・ゴアは、アメリカの副大統領をつとめた人で、地球温暖化問題について世界的な啓発活動をおこなっている人です。


彼も、典型的な内向型だそうです。行事のあとはエネルギーが消失し、休息が必要だと。


だけどゴアは、人びとが地球温暖化に関心を持たないことが不思議であり、これを世の中に広めなければならないとの思いで、活動を始めたそうです。


思索に思索を重ねたことで、温暖化問題ではカリスマ的存在にまでなり、ノーベル平和賞も受賞しています。


大統領選挙に負け、大統領にはなれなかったけれど、地球が人間の住めない場所になってしまえば、選挙で勝っても意味がないことだと言い、自らの活動に熱を注いでいます。


ウォーレン・バフェット

内向型を自認し、気が向けば何時間もひとりでオフィスにこもることで知られている。


ウォーレン・バフェットは、伝説の投資家であり、世界最大の投資持株会社筆頭株主だそうです。


毎年開催される株主総会では、彼の話を聞くために、世界中から数万人という株主が参加するほど尊敬されているそう。


彼も、内向型ゆえの緻密な戦略と、慎重な分析力によって、巨額の富を手にしたのです。まさに内向型の特性が功を奏したという、わかりやすい例ですね。


ちなみに、外交型は投資で失敗する割合が高いのだとか。報酬に目がくらみ、熱狂しすぎちゃうからだそうです。
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ガンジー

ガンジーは長年にわたって内気な性格を直そうとしたが、とうとう克服しきれなかった。彼は即興では話ができなかったし、スピーチの機会をできるかぎり避けた。晩年になっても、「しゃべってばかりいる友人と会いたい気持ちにはなれないし、そんな気持ちになるとも思えない」と書いた。


ガンジーは、生まれつき内気で無口だったそうです。本ばかり読んでいて、学校が終わると誰とも話さずに家へ帰るほどだったそう。


だけど、その静かな性格を発揮して、かの有名な非暴力運動を展開しました。


カリスマ性で国民を引っ張ったのではない。内気な人の静かな行動が、インド国民を1つにしたというのだから、すごいことです。


ローザ・パークス

パークスが92歳で亡くなったとき、たくさん出た追悼記事はどれも、静かな語り口のやさしい女性で小柄だったと書いていた。記事は彼女を「臆病で内気」だが「ライオンのごとく勇敢」としていた。「徹底した謙虚さ」と「静かなる不屈の精神」という言葉があちこちで見かけられた。


ローザ・パークスの、バス・ボイコット運動はあまりにも有名ですよね。それをきっかけとして、キング牧師はワシントン大行進(抗議デモ)を開催します。有名な「私には夢がある」のスピーチです。


キング牧師は、雄弁家です。一方、ローザ・パークスは物静かな性格だったそうです。でも、その物静かな女性が立ち上がったからこそ、歴史が動いたとも言えるかもしれません。


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内向型がどれだけの活躍をしたかは、歴史をひもとけば、まだまだたくさんあることでしょう。


その共通点は、燃え上がる思いがあったことです。内気で、人前で話すのも苦手だけれども、人びとのために黙ってるわけにもいかないという使命感。


要するに、どんな願いをもっているのか? そこが重要なのであって、どんな性格かは関係ないということです。


何をしようとしているのか? どれだけの熱意があるのか? 内向か外向かよりも、悩むべきところはそこですよ。


それは、外向型でも同じ話。


いつの時代にも、どこの国にも、素晴らしい活躍をする人はいるわけであり、それがたまたま外向型だった、たまたま内向型だったというだけだと思います。


その人がどういう性格だったかは、後づけの理論であり、結局はどんな人だって、使命に立ち上がれば活躍するものです。


問題は、外向型ばかりが目につくということですよね。学校でも、自己啓発でも、そのような教え方をするからです。実際、目立ちますしね。外向的ですから当たり前です。


今日、社会が求める性格タイプはごく狭い範囲に設定されている。成功するには大胆でなければならない、幸福になるには社交的でなければならないと、私たちは教えられる。


どんな性格かは関係ない。性格よりも人格を重視すべきということが、上記の人々をとおして具体的に感じられるのではないでしょうか。


今は、あまりにも性格重視の考えが広まりすぎています。それは、自己啓発の流行が原因でもあります。
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別に、偉業をなし遂げよ!ってことではないですけどね。外交型を否定するのでもありません。目立つべき!ってことでもありません。


ただ、あまりにも自信をなくしすぎなのです。


もっと、自分の特性に自信と誇りを持ってもいいんだってことを、偉業をなし遂げた人々から学んでみてもいいのではないでしょうか。


内向型の模範は、さかなクン! ぜひ、参考にしてほしいです。
ichigo-it.hatenablog.com



持続性はあまり目立たない。もし、天才が一%の才能と九九%の努力の賜物ならば、私たちの文化はその一%をもてはやす傾向がある。その華々しさやまぶしさを愛するのだ。だが、偉大なる力は残りの九九%にある。
「私はそんなに頭がいいわけではない。問題により長く取り組むだけだ」と、極度の内向型だったアインシュタインは言った。


目立たないって、ツラい。
だけど忍耐強く、自分のやりたいことを続けるしかない!

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