人間関係の悩み3:他者へのアプローチ方法~「嫌われる勇気」

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え



他者に貢献するからこそ、「わたしは誰かの役に立っている」と実感し、ありのままの自分を受け入れることができる。


自分を受け入れられるようになると、
他者を信頼できる。
信頼できると貢献もできる。
貢献するからこそ、
ありのままの自分を受け入れられるようになる。



これまで、
人間関係に向き合うための基本的なステップとして、
次のことを学んできました。

【1】「人生のタスク」と「共同体感覚」
人間関係の悩み1:そもそも人間関係って何?~「嫌われる勇気」 - ichigo's blog


【2】「自己受容」と「課題の分離」
人間関係の悩み2:人と向き合うために、実践すべき2つのこと~「嫌われる勇気」 - ichigo's blog




ベースができたら、
いよいよ他者へのアプローチ段階です。
今回は、そのための秘訣として、
信頼と貢献について見ていきます。



①他者信頼

浅い関係であれば、破綻したときの痛みは小さい。しかしその関係から生まれる日々の喜びもまた、小さいはずです。「他者信頼」によってもっと深い関係に踏み込む勇気を持ちえてこそ、対人関係の喜びは増し、人生の喜びも増えていくのです。


さてさて、ついにきました。
「人を信じよう」というテーマです。


それができないから人間関係に悩むんですよね。


どうしたらいいの!!
って思うところですが、
これまでのベースができていれば、
他者を信頼することは容易になるはずです。
あとは勇気を出すのみです。


復習1:まずは自己受容

前回は、自己受容を学びました。


どんな自分も許し、受け入れることです。
自分を責めることがなくなっていけば、
他者を責めることもなくなっていきます。
人間関係の悩み2:人と向き合うために、実践すべき2つのこと~「嫌われる勇気」 - ichigo's blog



それだけでも
人間関係のベースができあがるんです。


今、どれくらい自分を許せていますか?
まだまだと思う場合は、
しっかり見つめましょう。


復習2:課題の分離

自分を受け入れたあとは、
自分の課題と、
他者の課題を分離することです。


他者の問題は背負わなくていいんです。
罪悪感を抱かなくてもいいんです。
ただ聞いてあげるだけでいい場合もあるんです。


自分は自分の問題と向き合う。
他者は他者の問題と向き合う。
そうすると、
お互いに頑張ろうという気持ちになります。
励まし合いが出てくるんですね。


そうなっていない場合は、
自己受容ができてないか、
課題の分離ができてないかです。
ここは、じっくりと見つめてください。


プライドとか無意識とかが邪魔をして、
いやいや、
自分はできてるし!って思いがちなんですよ。
深く人と向き合うためには、
深く自分と向き合わなければいけないんです。


自己受容 + 課題の分離 → 他者を信頼できる

無条件に自分を受け入れ、
課題の分離ができたら、
他者のことも
無条件に信頼できるようになるはずですよ。


そこを目指してみましょう。


そして、
他者信頼ができたらどうなるかというと、
周りが味方だらけになるんです。
だって信頼してるから。


味方だと思えば、自然と、
協力しよう、応援しよう、
何かで役に立とう、
そんな気持ちになっていくはずです。


それが次の「他者貢献」の話です。



②他者貢献

仲間である他者に対して、なんらかの働きかけをしていくこと。貢献しようとすること。それが「他者貢献」です。


結局は、
「人のため」という結論になるんです。


敵陣の中にいては、安心できない

他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそ、なされるものなのです。


ここで大事なことは、
他者が「味方」であることです。
「敵のために」貢献すると、
自己犠牲になるのです。
敵陣にいるってことは、
捕虜という意味です。


だから、他者貢献の前に、
他者信頼が必要になってくるんです。
味方のために貢献しているんだという意識です。


「なぜわたしが?」とか、
「自分ばっかり頑張って損してる」とか、
そんな愚痴が出てきた場合、
相手を「敵」だとみなしてるわけです。


痛いですよね。
「あなたのために」と言いつつも、
相手を敵だと思って、
信頼どころか警戒しているんですから。


だから人のせいではないのです。
なぜ相手を敵だとみなしてしまうのか、
その自分の心を変えていく必要があるのです。


安心が、安心を呼ぶ

相手を味方だと思えれば、
貢献することが喜びになります。
味方の役に立つのはうれしいものなのです。
そして、相手も喜んでくれます。


「ありがとう」と言われることで、
何とも言えない安心感がわいてきます。
「自分はここにいていいんだ」と思えるのです。
それが共同体感覚につながり、
さらに自分を好きになっていきます。


共同体の中で生きる喜び

今までのステップは、
段階というよりも、
サイクルといったほうがいいですね。
すべてが循環しているんです。


一段一段上がっていくのではなく、
相互作用を引き起こして、
円を描いていくんです。


そんなサイクルに入れたら、
人間関係がきっと楽しくなるでしょうね!


組織や家庭は、
わずらわしいものではなかったのです。


共同体の中で生き、
共同体に積極的に貢献し、
共同体の中で喜びを感じることが、
幸せな人間関係を築くポイントになります。


人はやっぱり、
社会的な生き物なんです。


自分で、自分を認める

もし、ほんとうに貢献感が持てているのなら、他者からの承認はいらなくなります。わざわざ他者から認めてもらうまでもなく、「わたしは誰かの役に立っている」と実感できているのですから。つまり、承認欲求にとらわれている人は、いまだ共同体感覚を持てておらず、自己受容や他者信頼、他者貢献ができていないのです。


「他者貢献」というときに葛藤するのが、
「誰も褒めてくれない!」というものですよね。


人のためにと思って一生懸命にやってるのに、
誰もわかってくれない、
褒めてもくれない、
だからイヤになってしまうのです。


最初は「味方」だと思っていたけれど、
途中から「敵」に変えてしまう場合もありますね。
愛情が薄らいでしまうのです。


どうしたらいいのでしょうか?


それは、
自分のことは自分で認めるということです。


「自分は皆の役に立ってる」
「自分の存在には価値がある」


本当に自分でそう実感できていれば、
他者からの承認は必要ないとのことなんです。


いかがでしょうか?
できそうですか?


なかなか難しいというか、
評価がないと、
寂しくなってくるのは当然ですよね。


それでもやっぱり、
「承認欲求」では満たされないんです。


常に他者からの評価がないと、
喜べないなら、むなしいだけです。


自分では何もできないわけですから。


褒めなきゃいけない他人も大変です。


仕事の目的は、
承認欲求だと言う人も多いのですが、
何か違和感がありました。


じゃあ褒めてもらえなかったら、
どうするんだ?と。


だから、承認欲求は必要ない、
自分で貢献感をもてていればいい、
その結論には納得です。


あなたの貢献が役立っているかどうかを判断するのは、あなたではありません。それは他者の課題であって、あなたが介入できる問題ではない。ほんとうに貢献できたかどうかなど、原理的にわかりえない。つまり他者貢献していくときのわれわれは、たとえ目に見える貢献でなくとも、「わたしは誰かの役に立っている」という主観的な感覚を、すなわち「貢献感」を持てれば、それでいいのです。


寂しくなったら、
お願いしてみてもいいと思います。
「もうちょっと褒めて!」と。


自己受容と他者信頼があれば、
我慢せずに言えることです。
きっと楽しい会話が続くはずです。


貢献を見失わなければ、自由に生きていい

あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。 嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。


「嫌われる勇気」はこの段階で出てくるんです!
つまり、他者貢献があってこそ、
嫌われる勇気が光るということなのです。


なぜなら、他者貢献とは、
相手の顔色をうかがって、
嫌われないようにビクビクし、
やりたくないことを
我慢してやることではないからです。


相手が自分を嫌うのは、
相手の課題であって、
その課題を背負う必要はないのです。


嫌われようがなんだろうが、
自分は自分で共同体に貢献していくんです。


本当に強くないとできないですね。
幸せは、強さの中にあるのでしょう。


「七つの習慣」でも、
「真北の原則」と言われていました。


常に自分の中に「北極星」を抱くこと、
コンパスをもって、
「真北」を目指すことです。


「真北の原則」って何だろう?
と思ってましたが、
「他者貢献」だったんですね。
人生に意味を感じたいなら、これを身につけよう〜「七つの習慣」 - ichigo's blog




「人のため」
それがやっぱり、一番の幸せということでした。


誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく(アドラー


家庭や職場で、何ができるのか?
今からでも遅くありません、向き合って考えてみませんか。




~まとめ~

他者へのアプローチ法
これは誰の課題なのか?を考える
      ↓
①他者信頼:自分の仲間だと思える
      ↓
②他者貢献:勇気づけのアプローチ
      ↓
誰かの役に立っていることが実感でき、
生きる勇気が出てくる




どうしたら自分を受け入れられるのか?それはこちらで。
ichigo-it.hatenablog.com
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人とのつながりを重視することは、この本でも出てきました。
ichigo-it.hatenablog.com



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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え