「自分らしく」はポジティブ思考ではなく、「そうすべき」義務である
自分らしく生きるって、すごい大変。周囲の意見をものともしない強さ。自分を信じる気持ち。それが必須条件。
自分らしいって、ラクな生き方ではなく、むしろ、ものすごいチャレンジです！
自分のやり方を信じたほうがいい
↑こちらの記事を書きながら、自分で驚いてしまいました。
だって、自分を抑圧すること、つまり、自分らしさを放棄してしまうことは、自分が苦しいだけでなく周囲にも迷惑をかけることになるからです。
いいことなんて、何もない。
抑圧された心は、必ず悲鳴をあげます。フラストレーションがたまったあげく、出てくるセリフとは・・・
こんなに頑張ってるのに。
こんなに我慢してるのに。
こんなに皆のためを思ってるのに。
そして、言われるんですよ。
誰も頼んでないし・・・。
イヤならやらなきゃいいでしょ？
は？ なんで？ 皆のために頑張ってるのに！
なぜ、誰もわかってくれないの!!
頭は混乱状態です。
頑張れば頑張るほど消耗していく。誰もわかってくれない。それどころか、近づいてきてもくれない。イヤなら、やめろと言われる。
もう、完全なるアイデンティティ崩壊状態。日本は負けた、天皇は神ではなく人間だった、そんな放送を聞かされるような虚脱感。
何ごとなのか？ 頭の中は真っ白になり、そして、ますます自分にしがみついていく。頑固になっていく。自分を抑圧し続けた人の末路は悲惨です。
それにも関わらず！
日本はまだまだ、空気を読むことを奨励する。集団では浮いちゃいけない。自分勝手ではいけない。
大胆な行動をとると、自己責任だ！と言われるので、恐怖感がどんどんあおられる。
ichigo-it.hatenablog.com
SNSで下手なことを言えば、炎上し、謝罪とSNS封鎖で反省する。
学校や会社になじめないと、社会不適合者と呼ばれ、ウツになれば根性がないと言われ・・・。
内向型だということを隠して生きていかなきゃならない。
客観的に考えてみると、なんだか、ものすごくしんどいですよねー。
みんな、よく明るく生きていけるなぁって思います。
ためこんだ思いは、口には出さなくても、必ず態度や表情に出てきます。
いつも不機嫌な人、怒りっぽい人、とっつきにくい人。気難しい人。
そりゃあ、近づきたくないですよね。
言ってることはわかるんだけど、なんとなく受け入れられない。なんとなく不快。周囲にはそんな印象を与えることになります。
自分がツラいだけじゃなく、周囲も迷惑してる。
だからこそ、「自分らしくていい」っていうのは、権利というよりも、むしろ、義務だと言えるんじゃないでしょうか。
幸せになれないだけじゃなく、自分も他人も不快な思いをするからです。
ついつい、迷ってしまいます。自分らしくていいのか？ それとも、自分に挑戦すべきなのか？ 今の自分でいいのか？ 変わらなきゃいけないのか？
だけど、「自分らしく」いることこそ、ものすごい挑戦です。
自分らしくなんていられない。こんな自分じゃダメなんじゃないかと常に思ってしまう。
そもそも、こんな自分じゃダメって誰が言ったの？
世間ですよね。世間の声に負けているんです。
自分は「A」だと思っても、みんなが「B」だと言えば「B」を選んでしまう。ポジティブ思考とかいう軽々しいものではなく、これは戦いです。
そもそも、「みんなが言ってる」って言うけど、みんなって誰なの？
統計によると、「３人」で「みんな」になるそうです。
たった３人ですよ！ ３人に言われただけで、「みんなはそうなのか・・・」「自分はおかしいんだ・・・」と思い込む。
だけど、地球には数十億という人がいるんです。もしかしたら、３人以外の数十億の人は、「あなたの言うこと、わかるよ」って思うかもしれません。
家庭や学校や会社という狭い社会で、「みんなはそうなんだ・・・」と思い込むのはやめてみよう。地球には数十億人もいる！
自分の抑圧は、「人のため」
自分のペース、自分の優先事項、自分の限界点を明確にしてれば、心は常に安定していられます。
では、それらを明確にできずに、自分を抑えこんでしまう理由とは、何なのでしょう？
だって、それこそが皆のためだから。
自分さえ我慢すれば、皆がうまくいくから。
他人に迷惑をかけちゃいけないから。
そうですよ。すごーーく人のために頑張ってるんですよね。けなげなまでに、必死の努力を続けます。
だけど、頑張れば頑張るほど、人には理解されない。そして、やっぱり自分が悪いからだと思って、ますます自分を抑えこむ。
動機は、「人のため」。なのに結果は、「自分も他人も不快」。
負のスパイラルです。
そのエネルギー、すごく、もったいない。
自分を抑えこんじゃう人は、「人のため」っていう熱意の強い人です。だからこそ、もっと堂々といこう。もっと、自分を出していいんです。
動機は正しいけれど、やり方が間違っていたんです。自分を大事にしたほうが絶対にうまくいく。というより、幸せです。
内向型の模範は、さかなクン！ 自分の「好き」に純心になろう
↑さかなクン、大好きになりました！ その生き方には大感動です。もっともっと世の中に知れ渡ってほしいです。
正直なところ、私も、「さかなクンって風変りだな・・・」と思ってました。だけど、その人生を知ったら、風変りどころか、尊敬のまなざしに変わりました。
目からウロコって言うけれど、本当に何かが落ちたような感覚。これぞ、「自分らしい」生き方！
私は、面白くて天真爛漫な兄と妹に囲まれて、非常に肩身の狭い思いをしてきました。「自分は何かがおかしい」とずっと思ってた。実際、親からはそんなふうに言われ続けましたし。
「お兄ちゃんはできるのにねぇ・・・」
「頭は良くても性格がそれじゃねぇ・・・」
自分でも、そのとおりだと思っていました。自分は、自分でいちゃいけないと。
だから、必死に努力したのです。だけど、なぜかすぐに無気力になるし、熱意も持てないし、自分が生きてる意味はないんじゃないかな？とも思う。
他人の意見を必死に聞く反面、やはりどこかで納得ができなかったんです。なぜ「自分」でいちゃダメなんだろう？と。なぜ変わらなきゃいけないのだろう？と。自分を否定する生き方には空虚感しかない。
そうです、私は、兄と妹に、ものすごい嫉妬をしていた。そんな気持ちに火をつけてくれたのは、この方のお話。
ichigo-it.hatenablog.com
嫉妬をため込みすぎて、おかしくなったんですね。だから、南海キャンディーズの話には、とっても共感しました。
ichigo-it.hatenablog.com
そして、さかなクンの生き方に触れたら、まさしく驚愕！でした。自分の好きなことを追求していいんだ？ 自分が思ったことをやればいいんだ？
なんだか今まで、ものすごくムダなことをし続けていたような気分。
なぜ、「皆と同じ」ことを、そこまで重視するの？ なぜ、世間体が怖いの？ なぜ、もっと自分の気持ちを大事にできないの？
「皆と同じように」なんて、目指す必要なかったんですよ！！ ウロコどころの騒ぎじゃないです。
ただ、似たような助言は、今までにもたくさん聞いてきたような気はします。だけど、自分が受け入れられなかったんですね。「そうは言ってもさ・・・」と。
内向型の特徴について、いろいろ考え、ブログを書き続けてきたからこそ、思えたのかもしれません。「書く」効果ってすごいです。
ただし、さかなクンの生き方は、とてもじゃないけど普通の人には真似できません。自分らしく生きることが真似できないって、やっぱり画一社会に慣れすぎちゃってるんだなと思います。また、さかなクンが幸いにも、天才的な能力を保持していたからなのかもしれません。
皆が皆、さかなクンにはなれないし、イチローにもなれない。どこか天才的なものがあるのも事実です。だけど、ひたむきに自分の「好き」を追求する。自分に忠実に生きる。そんな生き方からは、ものすごい刺激を受けます。
日本の教育も、こんなふうになったらいいのになぁと、切実に感じました。
- 作者: さかなクン
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だからこそ、まずは自分から！ 生き方の転換をしてみよう！
「自分らしく」というのは、励ましでも慰めでもなく、「そうあるべき」もの！
風変りと言われても、負けないで！
