自分探しはもう終わり~「本当にやりたいこと」を見つける方法
嫌なことがあるとその気分を引きずってしまう。気分をうまく切り替えられるようになりたい・・・。そういうあなたは、自分がゴールを意識して生きているか。ゴールのために行動しているか。まずはそれを自問すべきです。
どんなに自分探しを繰り返しても、自分が本当にやりたいことは決して見つかりません。
なぜならそれは、「自分のため」の中にあるのではなく、「人のため」の中にあるものだからです。
前回、感情・他人のモノサシ・過去を捨てることを学びました。
心がモヤモヤする3つの原因とは~頭のゴミを捨てれば劇的に変わる! - ichigo's blog
でも、実際にはなかなか難しいですよね。それは、ゴールを設定してないからだそうです。
自分にとって大事なゴールを持つこと。
流されて生きていくのではなく、しっかりと見つめてみよう。
今回も、「『頭のゴミ』を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」から、ゴールを持つことの大切さを学んでみます。
自分にとってのゴールを設定する
自分が最も重要としていること
本当のゴールとは、自分が心から実現したいゴールです。自分が心からやりたいことに向かっているなら、常に密度高く集中して仕事を進められるのです。
感情に振り回されるのも、なんとなくモヤモヤしたまま生活しているのも、ゴールがないからだそうです。
一瞬の「嬉しい」「楽しい」を求めるのではなく、自分にとって一番重要なゴール。
それは、会社から決められたゴールとは違います。親に求められているゴールとも違います。自分自身の本当の望みです。
多くの人は、そのゴールもわからないままに生きているのです。じっくりしっかり自分を見つめ、自分にとっての大事なものを見つけましょう。
ゴールに無意味なものは許可しない
ゴールに無意味な感情は捨て、ゴールに意味のある感情だけを味わうことにするのです。
すべての基準は、自分のゴールにとって意味があるのかどうか。
意味がないと思えば捨てる。意味があるものは思いっきり味わって、モチベーションに変えていく。これの繰り返ししかありません。
人は、どうでもいいことにつまずくものです。大事でもないものに執着してしまい、それを守るために必死になっています。
自分の「こだわり」、よくよく考えてみると、どうでもいいものではないか?
それは、他人からの評価かもしれません。世間的な見栄かもしれません。恥をかかないことに必死になってるかもしれません。
やっぱり、どうでもいいことです。
ゴールに向かっていれば、これは「無意味なものだ」と判別つくようになっていくはずです。
だから、自分のゴールを、しっかりと頭に刻んでいこう。
ゴールは現状の外に設定する
ゴールは、快適な環境の外にある
現状内にゴールを設定するなら、それは現状肯定になり、あなたの現状は何も変わらないからです。
もし、今の自分にモヤモヤしているなら、ゴールは今の現状の外に設定するといいそうです。
なぜなら、現状の中にゴールを設定すると、結局は同じ現状が続いていくからです。
人は、快適な環境から出たがりません。いくらモヤモヤしていても、今の環境はやはり快適なのです。悩んではいても、やはりラクな場所に身を置いてしまうのです。
本当に、現状の続きでいい?
それまでは見えていなかった道筋と方法がバーンと浮かび上がってきます。これは真に鮮やかでワクワクするような体験です。
現状の外とは、今までに見たことのない世界です。見たことがないから怖いし、イメージもわきません。そこに幸せがあるとも思えません。
ただし、私たちの過去は間違っている場合が多いのです。それは「他人のモノサシ」で生きてきたから。
心がモヤモヤする3つの原因とは~頭のゴミを捨てれば劇的に変わる! - ichigo's blog
だとしたら、本来の自分は、今までに見たことのない世界の中にいるわけです。
「他人のモノサシ」や「世間のモノサシ」、そんなものでは測れない自分なのです。
外にゴールを設定すると、必然的に外に出ることになります。
もちろん、会社を辞めたほうがいい、という話ではない。
自分の心に壁があるのです。その壁の外に出なければならないのです。
自分の壁を認識し、その外側にゴールを作ってみることを考えてみるといいと思います。
「正しい」と思っていたものは、本当に正しいか?
「快適だ」と思っていたものは、本当に快適か?
「幸せだ」と思っていたものは、本当に幸せか?
特に、モヤモヤしているなら疑ってみることです。そして、現状の外を意識してみましょう。
決して、「この程度の自分」ではないはず。
自分の、本当の望みを知る方法
まずは本音を許可する
「社会的に高い地位を得て、みんながうらやましがる会社や家や著名人の友達を持ち、思いっきりチヤホヤされる」で、その姿になるために経営者になりたいのなら、それでよいのです。本音にフタをしてはいけません。
ゴールと言っても、何か崇高なものを目指さなければならないということではありません。
そう思うと、自分の本音がまた分からなくなります。だから、自分の本音は大事にしていいのです。チヤホヤされたいなら、それでいこう。
本音にフタをすると、結局は「世間のモノサシ」になってしまうのです。
「〇〇すべきなんだろうな」
「〇〇のほうがいいんだろうな」
そういう基準で選んでしまうのですよね。
だから、もっと本音にストレートになって、自分の気持ちをすべて許可しましょう。まずはそれが第一歩です。
「自分だけの幸せ」は、幸せじゃない
しかし、本音の中身をそのままゴールに設定してよいのかというと、たいていの場合そうではありません。
なぜなら、多くの人の本音は、かなり抽象度が高く、自分中心だからです。
さて、自分の本音に向き合ったら、次に考えることは、そこに本当の「幸せ」があるのかどうか?ということです。
「チヤホヤされること」は、自分の幸せですね。だけど、自分だけの幸せって、ありえないんです。
それは、「嫌われる勇気」でも学んだことですが、結局は他者へのアプローチが必要になります。
ichigo-it.hatenablog.com
自分が誰かの役に立っている、誰かに感謝される、そのことで自分の存在価値が感じられる。
やはり、「他者信頼」「他者貢献」なのです。そこにしか幸せはありません。
「人の役に立つ」ことの中にこそ、本当の喜びも幸せも含まれているのです。
「チヤホヤされたい」と思ったなら、そこからもう一歩、そのことで他者に貢献できることは何だろう?と考えてみるといいと思います。
何をすれば他人が喜ぶだろう?
他人が幸福になってこそ自分の幸福なのです。それなのに、「自分は何をやりたいんだろう?」と自分だけの世界で自問していては、本気になれるものが見つかるはずがないのです。
「自分が何をすれば」、人の役に立てるのか? 人に喜んでもらえるのか?
人の役に立ててる人は、もう一歩、より多くの人に喜んでもらうにはどうするか?
人は、終わりのない「自分探し」を続けてしまいます。そこには、他者がいないから終わりがないのです。
「他者への貢献」という観点を入れると、本来の自分の望みがもっと見えてくるはずです。
人は本来、「人の役に立ちたい」ものなのです。そこに情熱を傾けたいのです。
子どもの頃は、親の役に立ちたいと思っていたはずです。いろいろワガママを言いながらも、それでも親に喜んでほしかったのです。
そんな自分の姿を思い起こしてみましょう。思いっきりワガママを言ってもいいのです。それと同時に、家族への愛情も必ず存在していたはずです。だから子どもは愛されるのですね。
本来の自分は、誰かの役に立ちたがっている!そこに素直になりましょうということですね。