ゼロ秒思考 by 赤羽雄二~モヤモヤ解消にはA4用紙にメモ書きがいい
メモ書きをするならA4用紙に手書きがいい。
しかも、1日10枚!
そうすれば何をやるにもスピードが上がるそうです。
メモ書きは、とても素晴らしい。
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メモ書きは、やはり手書きがいい!と思いました。
で、何に書こう?
ノート? ルーズリーフ? メモ帳? 付箋?
いろいろあって、迷いますよね。
「ゼロ秒思考」の著者は、あらゆる方法を試した結果、次の結論に至ったそうです。
A4用紙に書く! しかも1日10枚!
その効果を試したかったら、カスタマイズはNGだそうです。
「ゼロ秒思考」
なぜ、A4用紙?
いろいろ回り道したが、結局、頭の整理には「A4用紙へのメモ書き」が一番効果的であることがわかった。多くの問題が、「A4用紙へのメモ書き」によってかなり簡単に解決されていくことに気づいた。
あらゆる方法を試した著者が、たどり着いた結論が「A4用紙」。
なぜか?
まず、ノートの欠点は、切り離しができないこと。
以前に書いたことと同じだ!と思っても、並べて比較することができません。
1ページ目から順番に、時系列でしか書けないため、「思考の整理」という観点からみても、効率がいいとは思えません。
そのことは私自身も、学生時代から感じていました。
なので、ルーズリーフを使ってた時期もありました。好きな順番にできるからです。
ただ、ルーズリーフの欠点は、かさばること。気軽に書くということができません。だから嫌いでした。
日記帳や手帳も、同じ理由でダメ。
じゃあ付箋か?といえば、それじゃあ小さすぎる。それに、すぐに粘着力もなくなってしまう(はがれ落ちることがストレスでたまらない)。
ノリ部分が汚くなって不衛生なのもイヤ。
そんな調子で、ノート選びにはずっと手こずってきたので、どの方法もダメだったという意見には納得。
だからといって、A4用紙??
ペラの紙って、まとめるのが大変だし、カバンの中でグチャグチャになるし、しかもA4は大きすぎる。せめてA5がいい。
メモ書きの方法だけを盗んで、あとは自分の好きな方法でやろうかな~と思っていたところ、そんな気持ちを見すかされたように、「自分なりのカスタマイズはNG!」と書いてあったので動揺しました。
著者はこれまでに、1000名を超える人に「メモ術」を教えてきているそうですが、やはりカスタマイズする人も多いそうです。
ノートにしました!とか。A5用紙にしました!とか。
だけど、カスタマイズする人は、本当の良さを実感できないそうです。
著者自身も、何万枚というメモを書いてきた結果、自信をもって言えることだそうで、その説得力に圧倒されてしまいました。
本当にA4用紙? イヤだなぁ~と思っていましたが、なんと、「『言葉にできる』は武器になる」に、次のような文章が現れたのです。
「内なる言葉」を書き出していくのには、ノートのような綴りになっているものではなく、A4サイズの1枚紙に書いていくことをお勧めしたい。
なんということでしょう。
A4はイヤだと思っていた気持ちに追い打ちをかけられました。
思考を深めるには、「内なる言葉」に気づかなくてはなりません。
それにはA4用紙だ!というんだから、もうやるしかない。
すいません、影響されやすいのです。
A4用紙を取り入れます。
「A4用紙へのメモ書き」を準備する
まずはバインダーを購入!
バインダーがあれば、グチャグチャにならないし、書きやすい。ノート型バインダーなら1枚目が人目にさらされることもありません。
これに、バンド型のペンケースをつけておけば、ペンを探す手間が省けます。
はい、ピンク好きです。
しかも、ペンケースがカバンの口の部分にきてくれるので、メモ書きに限らず、いつでもペンが取り出しやすくなりました。
↑青がカバンだとして。横向きにスッポリ入ると、ペンが取りやすい。
ペンがない!とあわてふためく必要もないし、好きな色なので持ち歩きも苦痛じゃない。
持続させるためには、好みや楽しさという面も重視したほうがいいですね。
A4用紙にどう書くか?
では、どう書こう?
まず、A4用紙は横置きがいいそうです。
やってみたら確かに、縦よりも横のほうが書きやすいと思いました。
そして、最初にタイトルを書く。その下に、思いついたことを4~6行書く。
これだけ。
これを1日10枚、毎日続ける。
10枚書けば、その日に考えたことは充分にカバーできるそうです。
とにかく、深く考えずに、どんどん書いていく。それがポイント。
10枚は、意外とあっという間です。
簡単なものでもいい。タイトルは、今の気分で。「イライラした」「疲れた」「○○さんと何を話そう?」とか。
一言だけなら、どんどん書けますよね。
そのあと、それについて深めてみればいいのです。
「なぜ?」「で?」「本当に?」と。
私の場合は、そのうちの何枚かが読書メモになります。もしくはブログネタ。
また、本の中には、参考になるタイトルが400個も書いてあります。思いつかない場合は、そこから借りてきてもいい。
例としては、「同僚は課長のことをどう見ているか?」「感性とは何なのか?」「1年後、自分は何をしたいのか?」などが載っていました。
要は、何でもいいってことです。
今の自分の状態・気分をどんどん書けばいい。そのなかで、思考が深まっていきます。
私は、今は何枚目?と考えるのが面倒なので、あらかじめ番号と日付は印刷しておくことにしました。
こんな感じ。
ちなみに、これは盲点だったのですが、バインダーにはさむ場合、クリップは右側にしたほうがいいそうです。
なぜなら、左から書くから。
最初はクリップを左側にしてしまいました。案の定、左側の余白は用紙によってバラバラ。見づらい。
なるほど。クリップを右側に変えました。
番号と日付を左側に印刷したのも、めくった時にすぐ見えるから。
なお、以前のメモに追記をするのは、やめたほうがいいようです。
追記するくらいなら新しく書く。
同じテーマを何度も書いていいのです。
そういえば、「目標は毎日書いたほうがいい」という話もよく聞きます。
一度書いて終わりではなく、毎日毎日、同じことを繰り返し書いていくことで、目標が頭の中で定着していく、と。
実現したいことがあるなら、毎日、それについてメモ書きをするというのも良さそうです。
書いたあとはどうするのか?
書いたあとは、似たもの同士をフォルダ分けしておくのがいいようです。
スペースがあるなら、並べて考えてみるとか。
必要なことは、パソコンに打ち込んで仕上げることも。(会議資料とか、アイディアとか)
そうすれば、元のメモは読み直す必要がなくなる。
なるほどなぁと思いました。
私は、一週間ごとにパソコンに打ち込んでみようかと思います。
どっちみち、一週間の振り返りを習慣にしたいので、ちょうどよかったです。
1日10枚書くことで日々の振り返りになり、書いたメモを一週間ごとに整理すれば、一週間の振り返りになる。
一週間を振り返るのってなかなか大変ですけど、目標があるなら必ず時間を確保したほうが良いようです。
会社の会議は、どんなに忙しくても強制的に組み込まれてしまいますね。
同じように、自分との振り返り会議も、予定に組み込んでしまえばいいのです。
「会議があるので」と言えばいい。
会議資料は、メモ書き。効果的なツールになりそうです。
まずは、あまり考えずにやってみよう。
人は考えよう、考えようとするあまりに、素早く、深く考えることができにくくなっている。かっこいいことを言おうとして、実際は固まってしまう。それを徹底的に取り除く。浮かんだことを次から次に、メモにはき出していく。
A4用紙に1日10枚! 自分の感情を吐き出そう。