ichigo's blog

気軽な日記ブログです

能力は発揮してこそ使命になる~恵まれた御曹司の、心の葛藤

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自分の持ってる能力を、
恥ずかしがる必要はない。
堂々と発揮する。
それぞ使命!


そんなことを学びました。


人事コンサルタント
瀧田勝彦(たきたかつひこ)さん

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この方のお仕事はこちら。
robotjinji.com



リボーンアワードなるもので
5人の経営者の、
V字回復の経験を聞きました。
tai-gee.com



5人のお話を聞けるなんて、
5冊の本を読むと同じ。


ということで、
1日お一人分ずつで5日間、
感想を書いてみようかと。


前回は、
元レディース番長。
ichigo-it.hatenablog.com


今回は、うってかわって、
エリート御曹司です。



恵まれた御曹司

エリート育ち

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会場で話を聞いていて、
正直、この方の話が
一番ピンときませんでした。


絵に描いたような
エリートなんです。


新卒で入った大企業では
早くも主任。


その後、
家族経営のホテルで
常務を務める。


祖父は湯水のように
お金を使う、超金持ち。


無職の時期もあったけれど
社労士の資格をとって
今は独立して軌道にのってる。


V字回復というのは、
無職だった時期からの、
起業して成功した部分です。


社労士の資格をとるなんて、
頭いいんだなあと、
ふわぁっとした感じで
聞いてしまいました。


ただ、ちょっと共感したのは
金遣いの荒い祖父を、
殺したいほど憎んでた話。


祖父のお金を否定したら
自分を否定するのと同じ


そのハザマで、
ずいぶん葛藤したそうです。


家族をうらむって、
本当に苦しいですよね。
自己否定と同じだから。


それでも憎い。
だからすごく悩みます。
わかるなぁと思いました。


それから、
人を見捨てたという罪悪感


ホテルを辞め、
社員を見捨てて東京へ。


今は、組織を活性化させる、
人事コンサルタント


組織を捨てた自分が、
人を大事に!と言ってる。
それが罪悪感だったそうです。


だけど、久々に、
元社員を訪ねてみたら、
「何の用?」と言われたそう。


誰も、
なんとも思ってなかった!


そうなんですよ。
自分のことを気にするのは、
自分だけ。


例えば、私も、
自分が行かなかった家族旅行。


たまに思い出話をすると、


「あれ? いなかったっけ?」


誰も覚えてない・・・


罪悪感って、
自分だけの妄想なんですね。


みんな、
自分のことしか覚えてない。


自分のことさえ忘れちゃうのに、
他人のことなんて、
細かく覚えてるわけありません。


だから、
不要な罪悪感で
苦しむのはやめよう。


そこに気づくと笑い話になる。
だよねぇ・・・って思いました。



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Oh my god!!




そうは言っても、
よくわからなかった。
自分には縁のない世界だし。


まぁ、御曹司だよね、と。


しかし、終了後、
ご本人のブログを読んで、
イメージが一変しました。

robotjinji.com



恵まれた家庭に生まれて
何不自由なく育ち、
何でもそつなくこなす・・・


多少のピンチがあっても、
みんなが手を差し伸べてくれて
乗り越えてしまう・・・


だから、上手く行っても、
自信がない・・・


そこに、自信のなさを
かかえてたとは!


なんだか一気に、
親近感がわきました。


わかってるんですよね。


苦労していない、
人に支えられてる、
結局は恵まれている


誰に言われなくても
自分が一番感じているのに、
他人に言われると
とっても傷つくという...


「そうは言っても
幸せなんでしょ?」


って言葉が、結構ね、
グサッとくるんですよ。


あ、やっぱり。
誰も聞いてくれない...と。


そういう痛みなら
よくあることなので、


私は御曹司でもないくせに、
わかるわかるー!と、
さも、同レベルの
学友かのように、ブンブン、
うなずいてしまいました。


自分の過去をプレゼンで話しても、
インパクトはないのではないか?


自分の過去がちっぽけで、
つまらないものに思えてきました。


この発表の準備段階。
他の4人の発表を聞いてて、
おじけづいたそうです。


自分はかなわない、と。


そうそう、それです!
私も、
自分はくだらないなぁと
思ってしまいます。


過去を隠したいわけじゃない。
ただ、つまらないだけ。
何かの役に立つとも思えない。


自分には一体、
何があるんだ?と。


この方も、葛藤がわいて、
発表に迷ったそうです。


そんなとき、
主催者に言われたこと。


「お前は、自分の過去と
他人の過去を比べるんか?」


「お前、ちっちゃいのー」


この言葉には、
ガツンときました。


そうか、
他人の過去と比べてるのか!


結局は、
比較であり、競争。


「自分はつまらないし」
という言葉で、
自分を守ろうとしてる。


単なる保身


私の話なんて、興味あるのかな?
と思っていました。


そうです。


私が自己肯定感が低いことに
気付きました。


自己肯定感の低さ。


グサッときますね。
謙虚でも何でもありません。


どうせ興味ないでしょ?
って言っておけば、
傷つかずに済むわけです。


結局、他人がどうこうではなく、
自分が胸を張って言えるかどうか?
なんです。


やっぱり、他人の評価。
そこが気になる。


つまらないって、
言われるのがイヤ。


恵まれてるよねって
言われるのがイヤ。


だから、
たいしたことないと言って
逃げてしまう。


でも、そうじゃない。
胸を張ればいいんだと。


堂々と発表してた姿を
思い起こしてみたら、
なんだかジーンときました。



恵まれて何が悪い?
人に助けられて何が悪い?

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(誇張イメージ)




どんな経験であろうと、
自分にとっては大事なこと。


そのなかで、
たくさん学んできたんです。


卑下することじゃない。




・・・と、




ここまで書いてきて、
ハタと気づきました。



「自信がない」って、
才能を隠してる状態?



過去を隠すのではなく、
才能を隠してしまうのです。



なぜなら、そこを出すと
批判されるから。



この方で言えば、



御曹司
何でも、そつなくこなせる
いつも人に助けてもらえる
不自由なことがない



それを隠したいから、
自信がなくなるんですね。



図星だから、傷つくんです。



その褒め言葉、
事実だから、しょうがない。




もっと堂々と、
うぬぼれてしまおう




持って生まれたものは
恥ずかしがるものではない




自分の才能には
思いっきり感謝して、
最大限に発揮する
それが使命ってもの!


**


不思議なことに、
会場では一番、
ピンとこなかったのに、
終了後の感想ブログでは、
5人の中で一番、
つきささりました。


そして一番、癒されました。



才能なんだから、仕方ない。
認めて、感謝する。



自信がないと思ってる中に、
あなたの才能は隠れてる



もっと発揮してみよう



そうだ、堂々と行こう。


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