ichigo's blog

気軽な日記ブログです

どん底をちゃんと見てますか?~美容師に学ぶV字回復の極意

底にあるもの
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本当に蘇生したいなら、
本当にV字回復したいなら、
どん底を見よう。


底には何があるのか?
自分の目で確かめて。


イチからの出直し!!
再び、シャンプーから!!


今回は、そんな話。


**


リボーンアワードなるもので
5人の経営者の、
V字回復の体験を聞きました。
tai-gee.com



お一人ずつ、
感想を書いています。


初めは、
元レディース番長。
ichigo-it.hatenablog.com



2回目は、
エリート御曹司。
ichigo-it.hatenablog.com



3回目は、
うつ病になった優等生。
ichigo-it.hatenablog.com




そしてお次は、この方。
シャンプーから出直した美容師。
神咲英稔(かんざきひでとし)さん

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あなたの人生、
髪型で変えてみせます。
hidetoshikanzaki.com




アメリカと東京で花の美容師

技術さえあればいい

自分は超人見知り
技術がうまければいいだろう


人見知りって言われても、
ウソでしょ?って思うくらい、
端正な、いでたち。
いや、イケイケな感じ?


どうせ、かっこつけて
言ってるんだろうって、
その場では思いましたが、
事実だったらしい。


僕は美容師という仕事をしていますが
人見知りです。
人と関わること
大人数でいることが苦手です。


意外ですね。


でも、人見知りだからこそ、
技術で勝負!との思いが強い。


サンフランシスコで学び、
東京で6年間、美容師を。



その後、38歳で独立。



自慢の技術で順風満帆。



・・・のはずが!



いろいろあって、
お店の家賃も払えなくなり、
45歳でお店をたたむ。


ただでさえ、美容師って、
プライドが高いとのこと。


ましてや、
アメリカと東京で学んだ経験。
技術だけが自慢。
自分のお店も順調だった。


イケてる!って思うわけです。


それが、突如として、
どん底を見る。


やむなく、就職した先では、
シャンプーからの出直し。


自分のお店をたたみ、
シャンプーをやらされるって、
プロの美容師にとっては、
すごい屈辱だそう。


とてつもない挫折感。
自己否定の嵐。
ズタボロ。


そうなのかぁ〜と
ちょっと不思議な気分に。


なぜなら。


私の父親なんて、
美容師じゃありませんが
お店をたたむこと、数知れず。


それでも、
ケロッとしてたからです。


周囲は迷惑しますけどね。
おまけにV字回復もしてません。


やっぱり。


本当にV字回復したいなら
きちんと
どん底を見なきゃいけない


そんなことを感じました。


どん底のようで、
どん底じゃないんです。


というより、
逃げちゃうんですよね。
あまりにも、みじめだから。


プライドを壊せないって、
逆に不運なのかもしれません。


どん底をしっかり見て、
プライドをバッキバキに
されるっていうのは、
人生の大チャンス。


この方の話を聞いてたら、
昔、大好きだったマンガを
思い出しました。




ダンシング・ゼネレーション 1?4巻セット(マーガレットコミックス)


ニューヨークのダンス研修で、
才能に自信のあった2人が
初級クラスに入れられる。
悔しくて悲しい、屈辱の日々。


でも実は、初級クラスでの
基礎レッスンが、
2人のダンス技術を高める。


そんなお話。


マンガの世界だと思ってたけど
本当にあるんだ。


屈辱を味わうって、
実を言うと、
才能のある人の特権?


イチから たたき直せば、
いいものになるという、
天からのメッセージ?


みじめなことではなく、
開花直前。


苦境におちいるのは、
才能があるから!!


そんな自分を信じる。


だから、せっかく
底まで落ちたなら、
その場所に何があるかを
きちんと見ること。


例えて言えば、
運動会の玉入れのようなもの。


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玉を拾いたいなら、
下をきちんと、
見なきゃいけないんです。


上空を飛びかう玉を見て、
あー、自分には届かない、と。


いやいや、
下にたくさん、
落ちてますよ!


どん底って、
今の状況を指すんじゃない。


自分の目で、
きちんと底を見るから
どん底なのです。


玉を拾って、再び投げる。


そのプロセスがなければ、
どん底どころか、
途中で木にひっかかって
ユラユラしてるだけ。


底なんて、見えてない!
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自分はどうかなって、
振り返ってみましたが。


今までの努力って、
一体なんだったのか・・・と、


絶望したことはある。


でも、底を見なかった。
必死でぶらさがってました。


カッコわるい・・・


イチから出直し!
もう一度、シャンプーから!


そんなこと、できなかった。
イヤだったんですよね、
認めるのが。


V字回復どころか、
果てしない、L字



L字が重なりすぎて、
もはや、マンジ



何がなんだか・・・
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だから、


シャンプーからの出直しで
ズタボロ!!


って話に、
ズキッとしました。


もっと見ましょうよ。
底に、何があるのかを。


それって、
みじめなことじゃない。


実は、
すごいカッコいいこと!


再起をかけるには、
イチから丁寧に!


その姿勢。



髪型で人生を変える

あなた以上にあなたの髪を大切に扱い
心を込めて施術させていただき
あなたの髪の悩みを解消したい


この方が、
どん底に落ちた理由。


それは、なんと、


技術だけの自分に、
疑問を感じたから。


技術はいい。
だけど髪は傷んでる。


お客さんに
嘘をつけなくなったそうです。


嘘ばかりの施術で、
お金をとることが
イヤになった、と。


やさしい・・・


底に落ちた原因が、
そもそも、ステキだった。


底を見ることが大事。


そして、


その理由が、もっと大事。


なぜ?
何のために?
何を目指すの?


そこを、
とことん追求したのだと
思います。


そして、ブログで
思いを発信したら、
共感してくれるお客さんが、
来てくれるようになった、と。


「伝える」ということを
とても大事にされてます。


一方的に「伝える」のではなく
「伝わる」ように話す事


ここができて始めて
そこからみなさん
それぞれの考えや経験で判断され
何か感じてもらえる
と思うんですよね


仕事をする上でも
「伝わる」って
とても大事な事です


お客さまに
髪のことを話す時に
本当に伝わるように
話せているのか?


一方的に
僕は伝えましたよ!
ってなっていないのか


こういう人に、
髪を切ってほしい!
って、思いますよね。


だからこそのV字回復。




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自分にとって、
シャンプーからの出直しって
なんだろう?


底には、何があるのだろう?


とても考えさせられました。


もう一度、じっくり
考えてみようかと。


あなたにとっての
シャンプーって、
なんですか?



**



東京でもサロンを
開催するとのこと。
気になった方はこちらへ。
hidetoshikanzaki.com