桑田佳祐のボウリング愛がすごい!実際にやってみたら、嫉妬と横並び文化を感じた話
夢をもつのは何のため? 自信と自慢を勘違いするのはやめよう!
超高齢化社会にも、うってつけのボウリング! 今、ブームになりつつあるボウリングをやってみました。今回は、そこで感じた、嫉妬と横並び文化について。
今、ボウリングが熱い!
レッツゴーボウリングがオリコン1位
見ただけじゃ分からない。魅力にハマると奥が深いのさ
(「レッツゴーボウリング」)
桑田佳祐&The Pin Boysの「レッツゴーボウリング」がオリコン1位に! 桑田佳祐は現在、62歳11か月だそうで、史上最年長での1位達成だそうです。
しかも、「真夜中のダンディー」(1993年)が37歳、「白い恋人たち」(2001年)が45歳、「明日晴れるかな」(2007年)が51歳、30・40・50・60代でそれぞれ1位を獲得! 4年代連続というのも初めての記録ということです。
何にでも「史上初」と言いたがる日本の報道はともかくとして、何歳になってもヒット曲を生み出す創造力というのは、すごいところですね。年齢を言い訳にするのはやめよう!という気持ちになります。
ところで、桑田佳祐のボウリング愛は本当にすごいそうで、週2~3回はボウリング場に通い、毎回10ゲーム以上もやるのだとか。
忙しいはずなのに、それだけの時間を捻出するというのも、なかなかの執念ですよね。しかも、学生時代にはプロを目指したほどの本気度だったと。
実は、プロになることに挫折をし、それがきっかけで"音楽に逃げた"のだそうです! 逃げた音楽でここまで活躍するなんて、やはり天才⁉
それだけ好きなものを、自分の作品にするっていうのも、素晴らしいなと思いました。どんなことからも何かを生み出す!っていう姿勢は、見習いたいです。
ボウリング人気がまた再燃するでしょうか。
ということで、私も久々にボウリングをやってみました! そこで感じたことは、日本はやっぱり、嫉妬と横並び文化だなってこと。
嫉妬と横並び⁉
ボウリングが好きなんです。命の限りに愛します。大人も子供も雨降る日でも。ボウリング場に来ませんか。幸せ探しに来ませんか。
(「レッツゴーボウリング」)
久々にやってみたら、ボウリングが意外と楽しかったです。偶然ながらストライクも1回出せて、なかなか満足できました。
行く前はとってもイヤでした。ボウリングなんてできないから。すぐガーターになるし。投げ方も変で、どうしても真っすぐにはいかない。しかも、もう何年もやってないし。
だから、できない自分を見て、みじめな気持ちになることがイヤだったんですよ。
ボウリングに限らず、意欲がわかなかったり、どうも気が乗らないというときは、たいてい「自分にはできない」と思っているとき。
別に、できなくても楽しめばいいじゃないか!って思うんですけどね。どんだけ完璧主義なんだろうとも思うし、見栄を張ってるだけだとも思いますが。
子どもの頃から、できないことをバカにされる雰囲気があったのも大きいと思います。私の親は、できなくてもいいじゃないかと笑ってはくれませんでした。「そんなこともできないのか」「情けない」「みっともない」「恥ずかしい」。
たぶん親としては、無意識のうちに言っていたんでしょうけど。言われ続けたほうは、挑戦するのがイヤになります。どうしても、「できなかったらみっともない」という気持ちが先に出てきてしまう。「ならば、やめておこう」と。
そうやって、ずっと自分を抑え続けてきてしまいました。
今回、ボウリングが楽しめた理由は、できなかったけど、まぁまぁ頑張れたということ。もう一つは、一緒に行った人たちのレベルがそれほどでもなかったこと。
ちょっと年齢層高めだったので、昔は上手だったという人も、やはり長年やってないと感覚が鈍るし、何よりも体力の衰えで思ったとおりにはできなかったみたい。私には、それが逆に居心地が良かった。あまりにも皆のレベルがすごすぎると、やはり意欲を失います。
皆が同じレベルだと、なぜか安心する。嫉妬なんてしないから、普通に楽しめる。自分に合った環境を探したほうがいいというのは、そういうことかなと思いました。
ここにいると、なぜか安心できる。そんな気持ちがある場合、それはきっと、そこにいる人が同じレベルだからなのでしょう。
みじめな気持ちになるならば、場所を変えてみるってのも良い選択肢。それによって自尊心が取り戻せて、皆も一緒なんだという安心感が生まれれば、メンタル的には健康を保てるようになります。
だけど、逆に悪い面もある。結局は嫉妬心だからです。すごい人がいると嫉妬する。その嫉妬心のせいで、自分が思いっきり楽しめない。
居心地が良いっていうのは、自分の汚い側面を見なくて済むから。見なくて済むっていうだけで、ないわけじゃない。
若い頃は特に、皆よりも自分が抜きん出たいという気持ちが、それぞれ強いもの。そのために必死になったりしますね。
それで結果が出れば気持ちがいいんだけど、やってもやっても結果が出ないと、イヤになってきます。そして、できる人を見ては嫉妬をして、いじけて、すねて、「もう、やーめた!」となる。嫉妬が原因です。
そこを突き詰めていくと、やっぱり日本人は、そして自分は、「横並び文化」が大好きなのではないかと思う。嫉妬心が抑えきれなくなると苦しくなる。自分がみじめになる。だから、すごい人がいると足を引っ張りたくなる。
相手を攻撃したくなるのは、「自分をこんなに苦しめたアイツを許せない!」という、言わば、八つ当たり以外の何ものでもないような理由。出る杭は打ちたくなっちゃう。もしくは、杭を打てないことに気づいたら、自分がそこから去る。自分には向いてないのだ、と。
そういう意味では、八つ当たりをする前に、そしてその場から去る前に、よくよく考えてみなければいけません。自分がみじめな気持ちになってるのは、嫉妬心のせいじゃないかと。
誰のせいでもないのに、苦しすぎて相手を攻撃しようとしてるだけ。逃げようとしてるだけ。嫉妬心を引き起こさせたアイツのせいにしたくなる。この場所のせいにしたくなる。
そうして、攻撃と現実逃避を繰り返すことになってしまいます。
でもその嫉妬心、違う場所に行っても必ず出てきます。他人を責めたり、逃げたりしても、どこまでも追っかけてきます。
嫉妬で苦しむのはイヤなので、ついつい気持ちをまぎらわせて、「自分は嫉妬なんてしてない」ってフリを始めます。だけど、フリはどこまでいってもフリ。きちんと乗り越えないと、いざってときに大変なことになる。
ただし今回は、抜きんでた人もいるにはいたけど、ごく一部だったし、別に嫉妬もしなかった。その人も、自分のスコアを自慢するでもなく、思った以上の成績を出せたことに自分が満足している様子で。ほほえましく見ていられました。有り難いなぁと思いました。
もしもその人が、ものすごく鼻にかけて、皆を見下したりしたら・・・。当然のことながら、ものすごく不快になってたはずです。
たかがボウリングの話ですが、日常のなかで、こういうことは意外と多いです。無気力になるのは、自分が傷ついてきたっていうこともあるけれど、傷つく前に激しい嫉妬心を抱えていたのではないか?
だから、嫉妬心を感じたら、自分もそこをスッキリと目指してみるのが一番いい。ねたんだり、うらやんだりしてないで、自分もそこを目指そうよ、と。
相手をお手本にして、自分もますます頑張る。必死の努力を続ける。そんなことを心がけてみるときだと思います。
そして、もしも自分が、抜きんでた才能を身につけられたら・・・。それは鼻にかけないほうがいい。「オレってすごいだろ!」と自慢しないほうがいい。
できればできるようになるほど、皆を助けてあげる、皆を勝たせてあげる。そんな心持ちでいられれば、嫉妬どころか尊敬を受けるようになりますね。
目標を設定して、そこを目指そうとするのは、自慢するためじゃない。自分をアピールしたいためじゃない。その培った能力を使って、人助けをする、人の役に立つことをする、むしろ周りを勝たせてあげる。
そこに目的をもっていったほうが、最終的には自分も、より幸福になるということです。
要は、居心地の良い場所に安住するよりも、嫉妬心を感じる場所で自分の気持ちと向き合うほうが、実はすごく成長できるんだよ!ってことです。
それに、いつも心地よい場所にとどまっていたら、結局は成長も止まってしまいます。ほかの場所で勝負ができなくなります。居心地の良い場所から、たまには離れてみるのも成長と進歩のためには必要なこと。
とは言っても、やっぱり居心地の良さは最高! 何より楽しい! 横並び万歳!
メンタルが落ち着くまでは、そこで心を整えていくのは効率もいいし、健康にもいい。ぬるま湯って体への優しさです。
ちなみに、子どもも楽しめるように、ガーター防止レーンというのもあるんですね。
ボウリングは本当に年代関係なく楽しめるので、これからの超高齢化社会では、とってもいい世代交流になるんじゃないでしょうか。孫と一緒にボウリングとか。できないからってバカにもされないからおススメですよ!
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ということで。
居心地の良い場所で思いっきり楽しもう! 心が成長してきたら、他の舞台に挑戦してみるのもいい。
そして、夢が叶ったら自慢するのではなく、誰かの役に立つことをしよう! 夢をもつのも、悩みを乗り越えるのも、きっとそのためだ。
今のあなたの思いは、現実になりますよ。
「思考は現実化する」シリーズ
①願望実現のための6か条
②感情を伴った思考&信念
③信念とは繰り返しの考え
④深層自己説得で脳を鍛える
⑤改良的想像力を使う
⑥自分を信じると潜在意識が動く
⑦願望の種から芽生えるものとは