やりたいことをやるコツは、徹底した取捨選択にあり|エッセンシャル思考
大量のどうでもいいことのなかから、少数の本質的なことを見極めよう。
何を選ぶかは自分で決める。何を捨てるかも自分で決める。
「あれもこれも」ではなく、「より少なく、しかしより良く」。
今回は、この本から学びました。
「エッセンシャル思考」
エッセンシャル思考が、本の読み方にも通じると思いました。
何を選ぶかは自分で決めるということです。
いいことは全部自分の生活に取り入れたい。だが、そんなやり方で人は進歩できない。何事も中途半端に終わるのがオチだ。この苦境を抜け出すための鍵は、人生を本質的要素だけに絞り込むこと。
(ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』著者)
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エッセンシャル思考
欠くことのできない重要事項を選ぼう
欠くことのできない、必須の、非常に重要な
エッセンシャル思考とは、
自分にとって欠くことのできない最重要事項を選ぼうという考え方です。
あれもこれもではなく、重要なことだけに集中する。不要なものは捨てる。
取捨選択を極限までやっていくこと。
合言葉は、「より少なく、しかしより良く」
エッセンシャル思考の反対は、非エッセンシャル思考です。
非エッセンシャル思考の人は、他人に振り回され、状況に流され、ストレスがたまり、人生が苦しくなる。燃え尽きる可能性もあります。
- やらなきゃ
- 大多数のものが、大事
- あれもこれも全部やる
- 皆がやるから、やる
- 他人の期待に応えなきゃ
- すぐにやらなきゃ
- すべてが中途半端
- やると決める
- 大多数のものが、不要
- 本質を見極めて選び抜く
- 自分の声が重要
- 自分に正直になる
- 時を見極める
- 一点突破
日本語で言えば、「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということでしょうね。
ねらいを定めて、そこだけに集中することです。欲張らない。
エッセンシャル思考をするためには、自分にとって何が大事で、何が不要かを見極める必要があります。
つまり、自分への質問を重ねることで自己を知り、得たいものを自分で選ぶということ。
そして、自分にとって最重要のものにフォーカスを当て、不要なものは捨てるということ。
読書はまさに、エッセンシャル思考。
あれもこれも、とりあえず流行だから読んでみる。レビューが多いから、皆がいいと言うからという基準で本を選ぶ。
目的もなく読み始め、なんとなく良かった(気がする)という読後感。
今までの読書は、本当に非エッセンシャル思考でした。
「読まなきゃ」でしかなかった。
だから面白くなかったし、変われなかったんだなあと思います。
エッセンシャル思考、取り入れてみます。
非エッセンシャル思考で生き続けてると、自分がわからなくなるのは当然ですね。自分で考えてないからです。
不要なものをどんどん捨てていき、これ!というものに集中する。
それは、考え続けないとできないことです。
まずは、howとwhatとwhyを考えてみよう。
読書のhow・what・whyをエッセンシャル思考で考える
本を読む時にまず必要なのは、「どう読むか」。
技術の問題です。
日本語力、語彙力も技術と言えると思います。
そして、速読も技術です。
速読講座で言われたことは、全部をきちんと読もうとしないこと。全部を記憶しようとしない。
どうしても、本を読もうと思うと、一字一句、キッチリじっくり読まなきゃいけない気がする。
日本の教育がそうなっているので、多くの人が抱えている気持ちのように思います。
「ちゃんと読まなきゃ」
だから、読むのがイヤになるんです。完璧主義の弊害ですね。
そして、何度も何度もトライするから、最初のほうのページだけ、やけに何度も読んでいる。
全部をきちんと!という気合いは最後まで続かないもの。だから、中途半端で終わってる本がたくさん。
非エッセンシャル思考の典型のような姿。
「どう読むか」を考える際も、エッセンシャル思考で。
ただし、技術はあくまで技術であって、目的ではない。
技術のうえに、「何を読むか」と「なぜ読むか」は自分で考えなければなりません。
「何を読むか」。
技術があっても、悪い本を読んでいては役立たない。
自分で見極めなければなりません。
非エッセンシャル思考では、皆が言うから。とりあえず全部。
自分にとって重要なものだけを選びとるというクセをつけたいです。
ただし、流行だから読むというのも、「流行」を自覚していれば意味があると思う。なぜ流行しているのか、何がいいのか、自分で実際に見極めてみるという姿勢で読むのは、なかなか楽しいもの。
そして最後は、一番大事な、「なぜ読むか」。
もちろん、個々の読書では、状況や立場によって理由が異なります。
試験に合格するためとか、明日のプレゼンのためとか。
そういった個々の状況に応じたものではなく、もっと読書全般に対する理由。
エッセンシャル思考の言葉を借りれば、自分にとっての「本質的な理由」を見つけ出そうということです。
こんなふうに、それぞれの段階で、常にエッセンシャル思考を取り入れてみると、自分の進むべく道がスッキリ見えてくると思います。
エッセンシャル思考とはつまり、余計なものを捨て去ってシンプルにしていくこと。
自分の核心部分の周囲に、余計な仮面やらヨロイやらを、たくさん、くっつけている。
それらをもぎ取り、はぎ取り、捨て去り、もっと裸になって核心部分に忠実になったほうがいいよね?ってことですね。
猪突猛進は良くないって言うけれど、本当に大事なものに猪突猛進できれば、きっと幸せなはず。
本に限らず、あらゆることでエッセンシャル思考を実践してみると、とても良い効果が生まれると思います。
とにかく、取捨選択。いらないものは大胆に捨ててみよう!
「本当に重要なのは何か?」
それ以外のことは、全部捨てていい。
では、エッセンシャル思考を身につけるには、どうしたらいいのか?
続きはまた次回。