ichigo's blog

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こんな自分じゃダメ?そう思ったらこの映画を観よう~映画「ボヘミアン・ラプソディ」

Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)



We are the champions, my friends And we'll keep on fighting 'til the end


伝説のロックバンド・クイーン
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、クイーンのボーカルの人生を描いたもの。


誰もがよく知ってる歌がたくさん出てきて、それだけでも楽しめます。


一番感じたことは、


どんな人だろうと
どうでもいい。
とにかく歌がスゴい!


どんな人であろうと、一流を提供できる人が、やはり一流なんですね。



孤独を抱えていた

Somebody to love

誰か僕に 愛せる人を探してくれないか?

毎朝 起きるたび 少しずつ死んでいくようだ
自分の足で立つのも やっと
鏡を見ては悲しくなる
神様 僕に何をしているの?


正直に言うと、主人公がどんな人かは、よくわかりませんでした。彼の背景は、私にはまったく馴染みのないもので、想像ができません。


また、音楽の才能をどう身につけたとか、どんな思いを曲に込めたとか、そういうことは詳しく描かれてません。


歌詞の解釈は、ファンがするもの。そんなことを言っていて、意味は語らないのです。歌の意味もわからず、彼の心情もわからず。それが逆に、抽象的で芸術的な余韻を、残しました。


一つだけ言えること。


時代も背景も心情も、理解は難しかったですが、その歌声は本当に素晴らしい!


最後は、歌だけをずっと聞いていたい。劇場にいた誰もが、同じ気持ちに包まれてるような、そんな空気。


歌だけで、こんなにも魅了する。やっぱりプロですね。


I sometimes wish I'd never been born at all

ときどき思うんだ 生まれてこなきゃよかった、と。


彼の抱えていた苦悩がどんなものなのか、深すぎて共感という言葉は簡単には出てきません。


正直、ダークな側面もたくさんあっただろうなと。噂によると、ドラッグやパーティーで数千万円も使ってたとか。今の日本なら謝罪会見ものですね。


もしかして、詳しく描いてしまったら見るに堪えないものになってしまうのかも? 伝説の歌手だからといって、すべてが素晴らしいわけではなく。所詮は人間です。


ただ、ものすごく孤独だったんだろうなと、それだけは深く伝わってきました。


「お前らには家族がいるじゃないか!」と、メンバーに叫ぶシーンは心にズシッときました。その孤独の魂が歌声になって響いてくる。


ミュージシャンにとって、歌は商品。自分がどんな人間だろうと、一流の商品を人々に提供する。それだけで充分です。


どうしようもなく胸を打たれる。理由なんてわからないけど、なぜか泣きそうになる。言葉での説得とは違う。


「なぜこの曲が好きなの?」。そんな質問を受けたとき、口から出てきた「理由」の大半は作話です。
真の理由は自分ではアクセスできない無意識の世界に格納されています。(「自分では気づかない、ココロの盲点」より)


心を打つものは、自分の中の無意識に語りかけてくる。理由もわからないうちに魂を揺さぶられる。彼が何者かはもう関係ありません。理念とか、ビジョンとか、その人がどんな人とか、最終的には、もう、どうでもいい!


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ときには、「こんな自分なんて」と思うこともある。劣等感、苦しみ、葛藤。そんなダークな自分に包まれてしまうこともある。だけど、どんな自分だろうと、結局はどうでもいいんです。


ときどき思ってしまいます。何かをやろうとしたとき。「でも、こんな自分が?」と。それで二の足を踏んでしまうことって、ありませんか? 


私はしょっちゅうで。だけど、そこを気にしてたら何もできない。そんな勇気を、この映画からもらいました。


あるがままで人に提供し続けよう、と。



クイーンが気になりすぎて、歌詞の意味も考えてみました。
ichigo-it.hatenablog.com




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余談:映画が脳に与える影響
共感をすることは、人にとって一番の癒しになるそう。映画鑑賞で共感脳を鍛えられます。
ichigo-it.hatenablog.com




Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)

Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)