ichigo's blog

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アルプスの自然と少年と犬~映画「ベル&セバスチャン 新たな旅立ち」

ベル&セバスチャン 新たな旅立ち(字幕版)


アルプスの山で暮らす、
少年と犬の冒険物語です。


ベル&セバスチャン 新たな旅立ち」


日本でも、1981年に、
「名犬ジョリー」として
アニメ化されています。


アルプスと言えば、
アルプスの少女ハイジ❞ ですね。


少年と犬と言えば、
フランダースの犬
忘れもしない、パトラッシュです。


この映画は、
足して2で割ったような感じ。


ただし、舞台は違います。
ハイジは、スイス
パトラッシュは、ベルギー
(でも作者はイギリス)


この映画は、フランスです。


ひとくくりに思いがちですが
そんなに国が違ったのかと
ちょっと驚きです。


原作は、
「アルプスの村の犬と少年」
という児童文学で、
ベストセラーになってるそう。

アルプスの村の犬と少年 (少年少女新しい世界の文学 23)



日本では馴染みがありませんが、
フランスでは
映画もヒット作らしいです。

www.youtube.com



女の子も出てくるので、
ハイジやパトラッシュと
オーバーラップし、
懐かしい気持ちになりました。


子どもの頃は、こういう冒険、
好きだったなあと
しみじみ感じる映画です。



不思議と心地よい、フランス映画

ハリウッドにはない穏やかさ

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私、フランス映画って
けっこう好きなんです。


あまりメリハリがなく、
穏やかに淡々と進む感じ。


ハリウッド映画に特有の、
見せ場や、どんでん返し
といったものがないので、


ハラハラドキドキとか、
みおわった後の
ホッとした感じがない。


やっぱりそうか、
というエンディングです。


見ていて疲れないので、
不思議と心地よいんです。


好きじゃない人には
物足りないかも。


独特な雰囲気
独自のスタイル


盛り上がりがないので、
じゃっかん消化不良ぎみ、
これでいいんだろうか?
といった気持ちも。


そんなとき、思うんです。


普段、どれだけ、
アメリカ式の
ステレオタイプ
浸ってるのだろうか、と。


わかっちゃいるんです、
フランス映画だってことを。


だけど、ついつい忘れて
ここで見せ場がくるはず!
と思っちゃうんです。


だけど、こないんですよ。


常に穏やか。


自分の見方のほうが
偏ってるのです。


この映画も、例に漏れず。


冒険物語と言いつつも、
ロード・オブ・ザ・リングのような
スリルはありません。


裏切りとか、
ハラハラする事件などは
起きないのです。


熊に襲われかけたり、
火事で絶命のピンチを
迎えたりもしますが・・・


まぁ、穏やかです。


そんな視点で観ていると
違った面白さがあります。


たまには、
ハリウッド映画から
抜け出すのも良いです。


パトラッシュに似ている

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やっぱり、
パトラッシュのイメージです。


とても賢くて、
どんなときも主人公を助ける。


また、
以前の飼い主からは
ひどい扱いをうけ、
トラウマを背負ってる部分も
似たような設定ですね。


主人公のおかげで、
人間に心を開くのです。


そういう物語が、
なぜ人間は好きなのでしょう。


日本にも❝ハチ公❞がいます。


大変なこともあったけど、
この人に出会えて変わった。
何があってもこの人を助ける。


お決まりのパターンだと
わかっていつつも、
なんか感動してしまいます。


とにかく、
犬(ベル)が大活躍して、
とてもカワイイ。


おまけに、アルプスの大自然


心がほのぼのし、
癒される映画でした。


**


見せ場なんてなくても、
穏やかに、淡々と過ごす。


普段の生活にも
当てはまるかもしれません。


ハリウッド映画のドキドキ感、
スリル満載、
思わぬどんでん返し、


そういったものに
慣らされすぎなのでは。


もっと、日常の生活って、
淡々としてるはずです。


そんな日常感を、
フランス映画は
思い起こさせてくれます。


願わくは
フランス映画のように
穏やかな日々を。



**


余談:映画が脳に与える影響


共感をすることは、
人にとって、
一番の癒しになるそう。


映画鑑賞で、
共感脳を鍛えられます。
ichigo-it.hatenablog.com